「絶望から救ったものは?」 L.i.C

日本を代表するクリスチャンで、
世界的に偉人と言われる人物としては賀川豊彦を挙げることができます。

賀川豊彦はいつも学校で「妾の子、妾の子」と馬鹿にされながら育ちました。

そんな賀川は15歳のとき、東京に上京して昼は印刷屋のお掃除をし、夜は勉強しました。
彼は未来を夢見ていたのです。

しかし、21歳の時、絶望状況に陥りました。
肺病が悪化し、吐血が続き、医者から「もう手遅れです」と言われ、見捨てられたのです。
死の宣告を受けたので絶望しました。
彼は寝床で寝たまま人の迷惑になるよりは自殺を選ぼうとしました。

しかし彼は数年前に宣教師から福音を聞き、イエス様を受け入れていましたから、
神様のみことばを思い出したのです。
「イエス様は裏切られて過酷な苦しみを受けたとき、自殺を考えただろうか?
いや。イエス様は最後まで希望を捨てなかったではないか!
あの十字架に架けられたときも、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、
十字架のはずかしめをも耐え忍ばれたではないか!
イエス様は『わたしはよみがえりであり、いのちです』と
挫折と絶望の中でも『復活の希望を持て!』と訴えておられるではないか!
そうだ。そうに違いない!」。

彼に「わたしはよみがえりであり、いのちです」という
イエス様のみことばが心に強く響いてきました。

それから彼はそのことばを口ずさみ、それを心に刻み、
絶望ではなく、復活の希望を心に思い描いて新しい出発をしようと考えました。
彼はこの聖書のみことばを通してビジョンをいただいたのです。
すると不思議なことに体に力が流れ込んできました。

彼はその場で起き上がり、リヤカーに自分の荷物を載せ、
神戸の貧民街に入り、人々から相手にされていなかった娼婦、
酔っ払い、やくざたちに自分が悟った復活の希望を伝えていったのです。
彼はこう訴えました。
「皆さん、皆さんは貧しくてここにいますが、絶望の中でも希望があります。
イエス様を迎え入れると、絶望の中で希望が芽生えるのです。
希望の花が咲きます。希望の実がなり、再出発ができるのです。」

「イエスは言われた。『わたしは、よみがえりです。いのちです。
わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。
また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。
このことを信じますか』」(聖書/ヨハネ11:25~26)

彼は絶望の中でも希望を握り、希望の福音を伝え、
この希望が彼の絶望的な悪性の肺病に打ち勝ち、
貧民街でキリストの福音の花を咲かせ、後に世界的偉人となったのです。

~河野ハレブログ~より
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◆モーセは現在に匹敵するほど難しい時代を生きたのです。
しかし、モーセは出エジプトの英雄になりました。
なぜでしょう?それは神様がそそいでくださる「明確な判断基準」からきたのです。
神様の判断基準を知るとき、希望が見えてくるのです。

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