「苦難の中で真の神様と出会う」 栗原 肇

MP3ダウンロードMP3ファイルを右クリック「対象ファイルをダウンロード」で保存できます

旧約聖書:ヨブ記 7:1~21


7:1 地上の人には苦役があるではないか。その日々は日雇い人の日々のようではないか。

7:2 日陰をあえぎ求める奴隷のように、賃金を待ち望む日雇い人のように、

7:3 私にはむなしい月々が割り当てられ、苦しみの夜が定められている。

7:4 横たわるとき、私は言う。「私はいつ起きられるだろうか」と。夜は長く、私は暁まで寝返りをうち続ける。

7:5 私の肉はうじと土くれをまとい、私の皮は固まっては、またくずれる。

7:6 私の日々は機の杼よりも速く、望みもなく過ぎ去る。

7:7 思い出してください。私のいのちはただの息であることを。私の目は再び幸いを見ないでしょう。

7:8 私を見る者の目は、私を認めることができないでしょう。あなたの目が私に向けられても、私はもういません。

7:9 雲が消え去ってしまうように、よみに下る者は、もう上って来ないでしょう。

7:10 彼はもう自分の家に帰らず、彼の家も、もう彼を認めないでしょう。

7:11 それゆえ、私も自分の口を制することをせず、私の霊の苦しみの中から語り、私のたましいの苦悩の中から嘆きます。

7:12 私は海でしょうか、海の巨獣でしょうか、あなたが私の上に見張りを置かれるとは。

7:13 「私のふしどが私を慰め、私の寝床が私の嘆きを軽くする」と私が言うと、

7:14 あなたは夢で私をおののかせ、幻によって私をおびえさせます。

7:15 それで私のたましいは、むしろ窒息を選び、私の骨よりも死を選びます。

7:16 私はいのちをいといます。私はいつまでも生きたくありません。私にかまわないでください。私の日々はむなしいものです。

7:17 人とは何者なのでしょう。あなたがこれを尊び、これに御心を留められるとは。

7:18 また、朝ごとにこれを訪れ、そのつどこれをためされるとは。

7:19 いつまで、あなたは私から目をそらされないのですか。つばをのみこむ間も、私を捨てておかれないのですか。

7:20 私が罪を犯したといっても、人を見張るあなたに、私は何ができましょう。なぜ、私をあなたの的とされるのですか。私が重荷を負わなければならないのですか。

7:21 どうして、あなたは私のそむきの罪を赦さず、私の不義を除かれないのですか。今、私はちりの中に横たわります。あなたが私を捜されても、私はもうおりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です