私たちは時に、落胆し、失望することがあります。
一番怖いのは、「落胆と絶望」という心の伝染病です。
私たちは、これをどのように克服することができるでしょうか。
まず何よりも大切なことは、神様に祈ることです。
あるアイルランドの青年がいました。
彼は結婚式の前日、婚約者がボートで溺れて亡くなったという知らせを受け取りました。
彼は深い悲しみと失意のどん底に陥りました。
そんな時、彼は良き友であるイエス・キリストにひざまずいて祈りました。
彼は持っているすべての苦しみをイエス様のもとに下ろした時、神様の驚くべき慰めと平安が心の奥深くに注がれるのを感じたのです。
彼はそれから、イエス・キリストに自分の生涯をささげる人生を送りました。
カナダのポートホープに移住し、イエス・キリストを伝えるための働きをし、「ポートホープの良きサマリヤ人」と呼ばれるほどでした。
彼は、母親がアイルランドで病の中にある時、母親を慰めようとして詩を書き送りました。
いつくしみ深き 友なるイエスは
われらの弱きを 知りて憐れむ
悩み悲しみに 沈めるときも
祈りにこたえて 慰めたまわん
彼はジョセフ・スクライヴェンという人で、讃美歌「いつくしみ深き」はこのようにして誕生したのです。
「わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を越えた大いなる事を、あなたに告げよう。」(聖書/エレミヤ33:3)