「神の痛み、人の痛み」 岡 照芳(東京福音センター牧師)

MP3ダウンロードMP3ファイルを右クリック「対象ファイルをダウンロード」で保存できます

旧約聖書:エレミヤ書 4:19~31


19 私のはらわた、私のはらわたよ、私は悶える。私の心臓の壁よ、私の心は高鳴り、私は黙っていられない。私のたましいが、角笛の音と戦いの雄叫びを聞いたからだ。
4:20 破滅に次ぐ破滅が知らされる。まことに、地のすべてが荒らされる。突然、私の天幕が、一瞬のうちに私の幕屋が荒らされる。

21 いつまで私は旗を見て、角笛の音を聞かなければならないのか。

22 「実に、わたしの民は鈍く、わたしを知らない。愚かな子らで悟ることがない。悪事を働くことには賢く、善を行うことを知らない。」

23 私が地を見ると、見よ、茫漠として何もなく、天を見ると、その光はなかった。

24 私が山々を見ると、見よ、それは揺れ動き、すべての丘は震えていた。

25 私が見ると、見よ、人の姿はなく、空の鳥もみな飛び去っていた。

26 私が見ると、見よ、豊かな地は荒野となり、町々はの前で、その燃える怒りによって打ち壊されていた。

27 まことに、はこう言われる。「全地は荒れ果てる。ただし、わたしは滅ぼし尽くしはしない。

28 このため地は喪に服し、上の天は暗くなる。わたしが語り、企てたからだ。わたしは悔いず、やめることもしない。」

29 騎兵と射手の雄叫びに、町中の人は逃げ去り、草むらに入り、岩によじ登った。すべての町が捨てられ、そこに住む人はいない。

30 踏みにじられた女よ、あなたはいったい何をしているのか。緋の衣をまとい、金の飾りで身を飾りたて、目を塗って大きく見せたりして。美しく見せても無駄だ。恋人たちはあなたを嫌い、あなたのいのちを取ろうとしている。

31 まことに、私は、産みの苦しみにある女のような声、初子を産む女のようなうめき、娘シオンの声を聞いた。彼女はあえぎ、手を伸ばして言う。「ああ、私は殺す者たちの前で疲れ果てた。」