「ユダとイエスの経済学」 MARO(上馬キリスト教会ツイッター部まじめ担当)

MP3ダウンロードMP3ファイルを右クリック「対象ファイルをダウンロード」で保存できます

新約聖書:マタイの福音書 26:1-16


1 イエスはこれらのことばをすべて語り終えると、弟子たちに言われた。

2 「あなたがたも知っているとおり、二日たつと過越の祭りになります。そして、人の子は十字架につけられるために引き渡されます。」

3 そのころ、祭司長たちや民の長老たちはカヤパという大祭司の邸宅に集まり、

4 イエスをだまして捕らえ、殺そうと相談した。

5 彼らは、「祭りの間はやめておこう。民の間に騒ぎが起こるといけない」と話していた。

6 さて、イエスがベタニアで、ツァラアトに冒された人シモンの家におられると、

7 ある女の人が、非常に高価な香油の入った小さな壺を持って、みもとにやって来た。そして、食卓に着いておられたイエスの頭に香油を注いだ。

8 弟子たちはこれを見て、憤慨して言った。「何のために、こんな無駄なことをするのか。

9 この香油なら高く売れて、貧しい人たちに施しができたのに。」

10 イエスはこれを知って彼らに言われた。「なぜこの人を困らせるのですか。わたしに良いことをしてくれました。

11 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいます。しかし、わたしはいつも一緒にいるわけではありません。

12 この人はこの香油をわたしのからだに注いで、わたしを埋葬する備えをしてくれたのです。

13 まことに、あなたがたに言います。世界中どこでも、この福音が宣べ伝えられるところでは、この人がしたことも、この人の記念として語られます。」

14 そのとき、十二人の一人で、イスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところへ行って、

15 こう言った。「私に何をくれますか。この私が、彼をあなたがたに引き渡しましょう。」すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。

16 そのときから、ユダはイエスを引き渡す機会を狙っていた。