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旧約聖書:ゼカリヤ書 1:1~6
1 ダレイオスの第二年、第八の月に、イドの子ベレクヤの子、預言者ゼカリヤに、次のような主のことばがあった。
2 「主はあなたがたの先祖に激しく怒った。
3 あなたは人々に言え。『万軍の主はこう言われる。わたしに帰れ。──万軍の主のことば──そうすれば、わたしもあなたがたに帰る。──万軍の主は言われる。』
4 あなたがたの先祖のようであってはならない。先の預言者たちは彼らに叫んで言った。『万軍の主はこう言われる。あなたがたは悪の道と悪しきわざから立ち返れ。』しかし、彼らはわたしに聞かず、わたしに耳を傾けもしなかった。──主のことば──
5 あなたがたの先祖たちは、今どこにいるのか。預言者たちは永遠に生きるだろうか。
6 しかし、わたしのしもべである預言者たちにわたしが命じた、わたしのことばと掟は、あなたがたの先祖に追い迫ったではないか。それで彼らは立ち返って言ったのだ。『万軍の主は、私たちの生き方と行いに応じて、私たちにしようと考えたことをそのとおりになさった』と。」
7 ダレイオスの第二年、シェバテの月である第十一の月の二十四日に、イドの子ベレクヤの子、預言者ゼカリヤに、次のような主のことばがあった。
8 夜、私が見ると、なんと、一人の人が赤い馬に乗っていた。その人は、谷底にあるミルトスの木の間に立っていた。そのうしろには、赤毛や栗毛や白い馬がいた。
9 私は「主よ、これらの馬は何ですか」と尋ねた。すると、私と話していた御使いが「これらが何なのか、あなたに示そう」と言った。
10 すると、ミルトスの木の間に立っていた人が答えた。「これらは、地を行き巡るために主が遣わされた者たちだ。」
11 すると彼らは、ミルトスの木の間に立っている主の使いに答えた。「私たちは地を行き巡りましたが、まさに全地は安らかで穏やかでした。」
12 それに答えて主の使いは言った。「万軍の主よ。いつまで、あなたはエルサレムとユダの町々に、あわれみを施されないのですか。あなたが憤られて七十年になります。」
13 すると主は、私と話していた御使いに、恵みのことば、慰めのことばで答えられた。
14 私と話していた御使いは私に言った。「叫んで言え。『万軍の【主はこう言われる。わたしは、エルサレムとシオンを、ねたむほど激しく愛した。