「ユダの裏切り」 さとうまさこ(聖書マンガ家・清瀬キングダムチャーチ)

MP3ダウンロードMP3ファイルを右クリック「対象ファイルをダウンロード」で保存できます

新約聖書:ヨハネによる福音書 13:18~30


18あなたがた全部の者について、こう言っているのではない。わたしは自分が選んだ人たちを知っている。しかし、『わたしのパンを食べている者が、わたしにむかってそのかかとをあげた』とある聖書は成就されなければならない。
19そのことがまだ起らない今のうちに、あなたがたに言っておく。いよいよ事が起ったとき、わたしがそれであることを、あなたがたが信じるためである。
20よくよくあなたがたに言っておく。わたしがつかわす者を受けいれる者は、わたしを受けいれるのである。わたしを受けいれる者は、わたしをつかわされたかたを、受けいれるのである」。
21イエスがこれらのことを言われた後、その心が騒ぎ、おごそかに言われた、「よくよくあなたがたに言っておく。あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ろうとしている」。
22弟子たちはだれのことを言われたのか察しかねて、互に顔を見合わせた。
23弟子たちのひとりで、イエスの愛しておられた者が、み胸に近く席についていた。
24そこで、シモン・ペテロは彼に合図をして言った、「だれのことをおっしゃったのか、知らせてくれ」。
25その弟子はそのままイエスの胸によりかかって、「主よ、だれのことですか」と尋ねると、
26イエスは答えられた、「わたしが一きれの食物をひたして与える者が、それである」。そして、一きれの食物をひたしてとり上げ、シモンの子イスカリオテのユダにお与えになった。
27この一きれの食物を受けるやいなや、サタンがユダにはいった。そこでイエスは彼に言われた、「しようとしていることを、今すぐするがよい」。
28席を共にしていた者のうち、なぜユダにこう言われたのか、わかっていた者はひとりもなかった。
29ある人々は、ユダが金入れをあずかっていたので、イエスが彼に、「祭のために必要なものを買え」と言われたか、あるいは、貧しい者に何か施させようとされたのだと思っていた。
30ユダは一きれの食物を受けると、すぐに出て行った。時は夜であった。