「すると、彼らに答えて言われた。『あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい。』
そこで弟子たちは言った。『私たちが出かけて行って、
二百デナリものパンを買ってあの人たちに食べさせるように、
ということでしょうか。』するとイエスは彼らに言われた。
『パンはどれぐらいありますか。行って見て来なさい。』彼らは確かめて言った。
『五つです。それと魚が二匹です。』」（聖書・マルコ6：37～38）
昨日に続いて愛を届けるセカンドステップです。
それは「棚卸し」です。
5000人に食事を与えるように言われた弟子たちは「何をおっしゃるのですか。
私たちには到底無理なことくらいお分かりでしょう」と言わんばかりのものでしたが、
イエスは「パンはどれぐらいありますか。行って見てきなさい」とお答えになりました。
今日の私たちに適用するなら「自分が何をどれくらい持っているかを調べる」ということです。
もちろん実際に調べてみると、私たちには様々なものが欠けていることが分かるでしょう。
しかし、そこがポイントです。
この場合の棚卸しの目的は、何を持っているかを知ることよりも、
何を持っていないかを知ることにあるからです。
奇跡というものは、不可能と思える状況でこそ起こるものです。
「もっと与えられてから」始めるのではなく、「今あるところ」から始めてみましょう。
自分の持っているものなど、大したものではないと思われるかもしれません。
けれども、神の視点で見れば、それは神によって大きく用いられるために与えられたものなのです。
～人生で一番大切なこと～より
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【人生で一番大切なこと】
～心がつながるコミュニティーをめざして～1,050円
◆リック・ウォレン著/136頁
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