「高ぶりがもたらすもの」 渡部 伸夫(東京ホライズンチャペル)

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旧約聖書:エレミヤ書 48:35~47


48:35 「またわたしは、モアブの、──主の御告げ──高き所でいけにえをささげ、その神々に香をたく者を取り除く。」

48:36 それゆえ、私の心はモアブのために笛のように鳴り、私の心はキル・ヘレスの人々のために笛のように鳴る。彼らの得た富も消えうせたからだ。

48:37 彼らは頭の毛をみなそり、ひげもみな切り取り、手にもみな傷をつけ、腰に荒布を着けているからだ。

48:38 モアブのすべての屋根の上や、広場には、ただ嘆きだけがある。「わたしがモアブを、だれにも喜ばれない器のように、砕いたからだ。──主の御告げ──」

48:39 どうしてこうも打ちのめされて、泣きわめくのか。どうして、モアブは恥を見、背を見せたのか。モアブは、その回りのすべての者の物笑いとなり、恐れとなってしまった。

48:40 まことに、主はこう仰せられる。「見よ。彼は鷲のように飛びかかり、モアブに向かって翼を広げる。

48:41 町々は攻め取られ、要害は取られる。その日、モアブの勇士の心も、産みの苦しみをする女の心のようになる。

48:42 モアブは滅ぼされて、民でなくなった。主に対して高ぶったからだ。

48:43 モアブの住民よ。恐れと穴とわなとが、あなたを襲う。──主の御告げ──

48:44 その恐れから逃げた者は、穴に落ち、穴から上る者は、わなに捕らえられる。わたしがモアブに、彼らの刑罰の年を来させるからだ。──主の御告げ──

48:45 ヘシュボンの陰には、のがれる者たちが力尽きて立ち止まる。火がヘシュボンから、炎がシホンのうちから出て、モアブのこめかみと、騒がしい子らの頭の頂を焼いた。

48:46 ああ。モアブ。ケモシュの民は滅びた。あなたの息子はとりこにされ、娘は捕虜になって連れ去られた。

48:47 しかし終わりの日に、わたしはモアブの繁栄を元どおりにする。──主の御告げ──」ここまではモアブへのさばきである。

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