「ダーウィンの弟子」 L.i.C

1859年、チャールズ・ダーウィンは『種の起源』を発表し、生物進化論を唱えました。
多くの人々がこれに強い影響を受け、それまで持っていた信仰も捨て、
唯物論者や無神論者となりました。

生物学者だったG.J.D.マネスもまた、若い時にダーウィンの影響を受け、
キリストを信じることをやめてしまった一人でした。
彼はダーウィンの弟子となり、キリスト教に反対する本を書き続けました。

ところが彼はある時、再び信仰に立ち返ったのです。
彼はこのように語りました。

「イエス・キリストの語られた言葉は、科学の進歩によっても一つとして地に落ちることはありません」
「『神は愛である』ということに比べれば、科学と哲学は人類に対して何をしてきたのだろうか」

「そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。
必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。」(聖書/イザヤ55:11)
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「最も罪深かった時」 L.i.C

チャ・ユンスンさんは、伝道者として日本でも活躍している韓国のクリスチャン作家です。
ある時、チャさんはこんな質問を受けました。

「あなたが一番罪深かった時はいつでしたか?」

チャさんはこの質問にこう答えました。
「それは、私が一番きよくて、献身的で、忍耐し、苦労していた時ですよ」

けげんそうな顔をする相手に向かって、さらに続けてこう語りました。
「その理由は、自分で自分のことを正しい人だと思っていたからです。
そして、他人は自分に比べて正しく行っていないと、相手を裁いてばかりいたからです」

「あなたのしもべを、傲慢の罪から守ってください。それらが私を支配しませんように。
そうすれば、私は全き者となり、大きな罪を、免れて、きよくなるでしょう」(聖書/詩篇19:13)
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「書かれた通りにしてみると」 L.i.C

明治の末、石川県の木津村に、方外(ほうがい)定次郎という青年がいました。
ある冬の夜、仲間とワカサギ漁をしていましたが、寒さのあまり、
ほかの漁師たちは引き上げてしまいました。

しかし、彼だけは残って、網を下ろしていました。

夜明け頃になって、網を引き上げてみると、
青い表紙の小冊子が2冊入っていただけでした。
本の表紙には約翰伝(やっかんでん・ヨハネの福音書のこと)と書かれてありました。
本を開いてみると、そこにはこう書いてありました。

「イエスは彼らに言われた。『舟の右側に網をおろしなさい。そうすれば、とれます。』
そこで、彼らは網をおろした。すると、おびただしい魚のために、
網を引き上げることができなかった。」(聖書/ヨハネ21:6)
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