「諦めない愛」 L.i.C

「お母さん。かわいそうですが、これ以上治療しても助かりません」
医者は、その子を見限りました。

「諦めなさい。また子どもは授かるよ」
戦地から一時帰国した父も、哀れな姿の我が子を見放しました。

「日本は今、戦争中なんだよ。体の弱い子は皆死んでいるんだ。
かわいそうだけど諦めなよ」親戚や周囲の人も皆そう言いました。

それは昭和18年、日本が第二次世界大戦に突入したころのことでした。
戦火を逃れるため、生まれて間もない男の子を抱いて、
母は東京から新潟の実家に疎開してきました。
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「信仰のともしび」 L.i.C

1989年、ベルリンの壁が壊され、東西ドイツが統一されました。
東ドイツはそれまで、共産主義で無神論の国でした。
会堂が壊され、神が否定されてきた時代から、
自由に礼拝でできる時代に変ったのです。
そして多くの若者がクリスチャンとしての人生を歩みはじめました。
これらの若者に「信仰の種」を蒔いたのは「おばあちゃんたち」だと言われています。
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「災難が益となる時」 L.i.C

アメリカの第26代大統領のセオドア・ルーズベルトは、
ひどい近視で二つのメガネを使い分けていました。
そのためにいつももう一つのメガネをケースに入れて持っていました。
ある選挙中に、暗殺未遂事件が起こり、大統領の左胸に銃弾が命中したのです。
しかし、奇跡的に命には別状ありませんでした。
それは、弾が大統領の左胸の内ポケットに入れていた、
もう一つのメガネを入れたケースに当り、
貫通する事から免れたのでした。

「あなたはわたしのために、嘆きを踊りにかえ、
荒布を解き、喜びをわたしの帯とされました。」〈詩篇30:11)

不便だと思ったり、欠点だと思うことも、時には益となり、私たちを守ることもあります。
神様は、ハンディだと思えることも、災難だと思えることも全てを、祝福してくださるのです。
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