「数字が好きですか?」 L.i.C

『星の王子さま』に、こんな一節があります。

「おとなというものは、数字がすきです。
新しくできた友だちの話をするとき、おとなの人は、
かんじんかなめのことはききません。

<どんな声の人?>とか、<どんな遊びがすき?>とか、
<チョウの採集をする人?>とかいうようなことは、てんできかずに、
<その人、いくつ?>とか、<きょうだいは、なん人いますか>とか、
<目方はどのくらい?>とか、
<おとうさんは、どのくらいお金をとっていますか>
とかいうようなことを、きくのです。」
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「絶望から希望へ」 L.i.C

ルターがあるとき、立ち直れないほどに落ち込んで、
家に閉じこもっていました。
すると、彼の妻が喪服を着るようになったのです。
不思議に思ったルターは、妻に尋ねました。

「だれか亡くなったのかい?」

妻はこう答えました。
「神様が亡くなられました」

ルターは、あっけにとられて言いました。
「何を言っているんだい。神様が亡くなられるわけがないじゃないか」

すると、妻は待っていたかのようにこう答えました。
「そうですか? 私はあなたがあまりにも絶望しているので、
神様がおられなくなったのかと思いました。
でも、神様が亡くなられてないならば、
あなたがそんなに絶望する理由があるでしょうか?」
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「探し物を見つけるには L.i.C

小学校の時、教会の水曜礼拝で、先生がこんなメッセージをしてくれました。

「皆さん、Cくんが池で遊んでいて、ビー玉を落としてしまったんだけど、
どうしたらビー玉を見つけることができるかしら?」

私の前にいた友人が答えました。
「先生。池が静まるまで待ちます」

彼の答えは正解でした。
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「幸運と不運」 L.i.C

船が難破して、漂流の末に無人島にたどりついたロビンソン・クルーソーは、
毎日の生活をノートに記録しました。

「私がさびしい島に打ち上げられたことは不運だったが、
海でおぼれて死ななかったことは幸運なことであった。

私が人間社会から追放されたことは不運だったが、
飢え死にしなかったことは幸運であった。

服がないことは不運であったが、
服が必要ないほど気候が暖かいことは幸運であった。
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「最悪に包まれた感謝」 L.i.C

世界的な宣教師ウィリアム・ケアリ(1761 ~ 1834)は、靴の修理職人でした。

彼は靴の修理の仕事をしながら、空き時間を作ってはラテン語やギリシャ語を含めて、
5つの言語を一人で勉強しました。

ある日、19歳になったケアリは宣教師になろうと決心しました。

彼はインド宣教を夢見てギリシャ語、ヘブライ語、ラテン語などを勉強した後、
英国バプテスト教会から派遣されて、インドに行きました。
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