「偶然と見ない」 L.i.C

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。

しかし人は、神が行なわれるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。」

(聖書/伝道者の書3:11)

16世紀の日本では、キリシタンが短期間に増えていきました。

それを脅威に感じた豊臣秀吉は、バテレン追放令を出しました。

さらに京都の教会から特に熱心な26名を選び、見せしめのために処刑することを決めました。

役人が教会に踏み込んで、名簿を開き、処刑する一人一人の名前を読み上げました。

殉教を覚悟していた彼らは、名前を呼ばれると素直に前に出て来ました。

その名簿の中で「マチヤス」という人を呼んだ時、返事がありませんでした。

マチヤスさんはその時、買い出しに行っていて留守だったと言われています。

その時、代わりに「ハイ」と返事をする者がいました。

その人は、名簿に載ったマチヤスさんとは別のマチヤスさんでした。
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「どこまでも信じる」 L.i.C

「きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、

ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。」(聖書/マタイ6:30)

アレキサンダー大王には、すべての戦闘に付き添う名医がいました。

その医者をねたんだある者が、彼を亡き者にしようとしました。

それで、その者はアレキサンダー大王に

「その医者が大王の飲む杯に毒薬を入れる計画を立てている」という偽りの密告をしました。

そうすれば、大王が医者を直ちに処刑すると思ったのです。

しかし、手紙を受け取った大王は、次の朝、何とその手紙を多くの人々の前で読み上げました。
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「森の中で」 L.i.C

ウガンダは1970年代、独裁政治を敷いたイディ・アミン大統領により、30万人以上が虐殺されました。

教会は閉じられ、出入りができなくなりました。エイズもものすごい勢いで広がっていきました。

そのような中、ある老女が牧師に杖を向けながら「あなたの神は生きているのか」と問いました。

その言葉にチャレンジを受けた大勢のクリスチャンが、大統領の目を避け、森の中で祈り始めました。

「私たちは神に出会うまで祈り続ける。もし死ぬとしても、求め続けて死んだ方が良い」

するとある時から、クリスチャンたちの上に、神様の臨在の雲が降りるようになりました。

そして、ものすごい勢いで人が救われ、病がいやされ、社会が変わり始めたのです。

2週間で7名の信徒が、2000名へと急成長した教会もありました。

さらに不思議なことが起き始めたのです。
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「仕えることの美しさ」 L.i.C

戦国時代、細川家と親戚筋に当たる清原頼賢(よりかた)の息女佳代は
大そう美しい気品あふれる女性でした。
13歳頃にはすでにキリスト教の信仰を持ち、
山に行っては捨て子を拾って育てていました。
明智光秀の息女玉子が細川家に嫁入りしたとき、
旅の途中で一泊した清原邸で玉子を迎えたのが佳代でした。
人目会ったその時、ふたりは響き合うものを感じたのです。

その夜玉子の侍女おつなが熱を出してしまいまい、
代わりに玉子のお伴をしようと佳代が買って出たのです。
佳代は公家の育ちでありながら侍女の役目を申し出ました。
彼女は、大名と結婚して富を楽しむより、玉子に一生仕えることを望んだのです。
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「言葉はあなたの船の舵」 L.i.C

スタンレー・ジョーンズ(1884年 – 1973年)というインドで宣教生活をした有名な宣教師がいます。
彼は88歳の時に脳梗塞になりました。人々は、もう全てが終わったから引退するように勧めました。
彼は病院に行って治療を受けるのですが、脳梗塞には特別な治療法がありません。
そこで看護士にお願いをしました。

舌が思うように動かないので「看護士さん、毎日私の所に来て注射を打ってくれる時、
このように必ず言ってください。『牧師先生! ナザレのイエスの御名で起き上がってください。』
この言葉だけを必ず言ってください。」

それで看護士が注射を打ちに最低三回以上は病室に来るので、
毎日三回以上「牧師先生、ナザレのイエスの御名で命じる。起きてください。」
そう言うと、看護士はくすくす笑いながら出て行きました。
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