「注がれた愛」 L.i.C

1945年8月6日、広島に原爆が落とされました。
20万人のいのちが失われ、被爆した多くの人々が病院に運ばれました。
その中で、「お産だ!」という声が上がったのです。

皆自分のことで精一杯の中、
「私をそこに運んでください。私は助産婦です」という声が聞こえました。
その女性自身も、全身被爆していました。
「そんな重傷では無理だろう」と忠告する人もいましたが、
彼女の願いで産婦の元に運ばれました。

しばらくして、「おぎゃあ!」という赤ちゃんの泣き声がしました。
その声を聞くと同時に、彼女は息が絶えたのです。
赤ちゃんの母親も、彼女に続いて絶命してしまいました。

しかし、この生まれた赤ちゃんは、すくすくと育っていきました。
2人の犠牲の上に生かされた彼は、このように語っています。
“「注がれた愛」 L.i.C” の続きを読む

「聖書の中の驚くべき発見」 L.i.C

1800年代後半、アメリカの海軍将校、マシュー・フォンテーン・モーリーはある日、

体が不自由だったので、長男に聖書を読んでくれと頼みました。

長男が読んだ 聖書の言葉は以下です。

「空の鳥、海の魚、海路を通うものも。」(聖書/詩篇8:8)

モーリーは、息子が読んだ聖書の言葉を、もう一度読んでくれるよう頼みました。

彼は「海路」という言葉に大きな衝撃を受けたのです。

当時、地上の道路の地図はありましたが、まだ海路の地図はありませんでした。

彼は興奮して息子に言いました。

「神様が海に道があるとおっしゃるのだから、間違いなく深い海に道があるはずだ。

そうだ、お前も一緒に探してみよう」
“「聖書の中の驚くべき発見」 L.i.C” の続きを読む

「たった一人」に」 L.i.C

「わたしは植え、アポロは水をそそいだ。しかし成長させて下さるのは、神である。

だから、植える者も水をそそぐ者も。ともに取るに足りない。

大事なのは、成長させて下さる神のみである。」(聖書/1コリント3:6~7〉

モラビアの宣教師、ジョージ・スミスの生涯には、非常に意味深いものがあります。

宣教師として召された彼の心は、いつもアフリカ大陸で

イエス・キリストが栄光をお受け取りになる幻で満たされていました。

彼は長期間の準備を終えて、アフリカに向かって発ちました。

いよいよ彼の夢が威し遂げられる時がやってきたのです。

しかし、アフリカへ着いてからわずか数カ月の後に、彼は追い出されてしまいました。

彼が宣教師としてできたことは、たったー人のおばあさんを救いに導いたことだけでした。
“「たった一人」に」 L.i.C” の続きを読む

「たった一言」で」 L.i.C

「主も、あなたがたを、私たちの主イエス・キリストの日に責められるところのない者として、
最後まで堅く保ってくださいます。」(聖書/1コリント1:8)

神様は私たちをしっかりと支えてくださるお方です。

そして、私たちも同様に人々を支えることができる存在です。

イギリスのウィンストン・チャーチル首相のエピソードの一つです。

彼は自分の周りの人々をよく励ますことで定評がありました。

ある時、自分の後輩の一人が国会議員になり、

初めて国会で演説をすることになりました。

初演説ですからどんなに胸がドキドキしたでしょうか。

彼は緊張しすぎて、あせってしまい、演説を始めましたが、

何を言っているかわからなくなってしまいました。
“「たった一言」で」 L.i.C” の続きを読む

「夢の扉の開け方」 L.i.C

「ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行なった。」 (聖書・創世記6:8)

ノアは、100年かかって神様の語られた箱舟を完成させられました。
誰も賛成者も協力者もなく、最後までやり遂げた時に、大きな洪水が起こったのです。

19世紀末、中国伝道に導かれたハドソン・テーラーの話です。
彼は、幼い時、父が語ってくれた中国の失われていく魂を忘れることができず、
宣教師になる夢を抱きました。
簡単には、夢の扉が開かれませんでした。

しかし、彼はそこでふてくされて投げやりにはなりませんでした。
彼は、その扉が開かれる前から、行動を起こしたのです。
友人や親元から離れ、食を極端に切り詰め、飢えに耐える訓練をしました。
また、どんな環境でも寝れるように、固いベッドで眠ったりしました。
“「夢の扉の開け方」 L.i.C” の続きを読む