「何かをしてもしなくても」 L.i.C

ヘンリー・ナーウェンは、20年間にわたって、
アメリカのノートルダム大学やエール大学、ハーバード大学で、
神学部の教授として活躍していました。
しかし、50代を過ぎてから、彼はこのような疑問を感じるようになりました。

「年を重ねるに従って、私はよりイエス様に近づいたのだろうか?」

彼はいつの間にか目先の問題に心を奪われ、祈りが貧しくなり、
心が死んでいる状態であることに気づきました。

「神様、私はどこへ行くべきですか。
あなたが望んでおられることを教えてください」

神様は彼に、カナダのトロントにある知的障害者のための施設に
行くようにと示されたのです。
彼がそこに行って経験したことは、
彼自身の著書『イエスの御名で』の中に書かれています。
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「古い自分は過ぎ去った!」 L.i.C

私の職場の友人の話です。

彼女はある時、とても大きなプロジェクトの責任者に抜擢されました。
彼女は恐れました。
なぜなら、以前働いていた職場でも責任者として働いたことがあったのですが、
気負いすぎたためかうまくいかず、
仕事も人間関係も失敗してしまった経験があったのです。

「今度も失敗するのではないか」という恐れに縛られて、
彼女は毎日苦しくてたまりませんでした。
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「ただ信じるだけでいい」 L.i.C

マルチン・ルターは自分の罪の赦しと救いの確信を得るために、
死にものぐるいの難行苦行を積みました。
何日にも及ぶ激しい断食をしたり、凍えるような寒さの中で眠る時も、
許可されている毛布さえ使いませんでした。

スカラ・サンクタという階段を、手とひざでよつんばいになって一段ごとに上りながら、
主の祈りと階段への口づけを繰り返すという修行もしました。
しかし、このような苦行も、ルターの心にひとかけらの平安も与えなかったのです。

しかしある日、彼がいつものように苦行の苦しみに歯を食いしばっていると、
雷のとどろきのような声にはっと我に返りました。
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