「2種類の時」 L.i.C

「時」という言葉は、日本語では一つしかありませんが、
ギリシャ語では2つの言い方があります。
「クロノス」と「カイロス」です。

クロノスは、実際に時計なとで計ることのできる時間です。
「あと10分」などと言うのはクロノスに当たるでしょう。

しかしカイロスとは、計ることのできない、人間の内的な時間を表しています。
たとえば、楽しいことがあると、時間はあっという間に過ぎていきますが、

嫌なことは時間がなかなか進まないように感じます。このような時間がカイロスです。
一般的に、子どもの頃は、1年にこのカイロスの時間がたくさんあって、
濃い1年を過ごしますが、大人になると、
だんだん記憶に強く残るカイロスの時間が少なくなってしまいます。
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「聖書の中の驚くべき発見」 L.i.C

1800年代後半、アメリカの海軍将校、マシュー・フォンテーン・モーリーはある日、

体が不自由だったので、長男に聖書を読んでくれと頼みました。

長男が読んだ 聖書の言葉は以下です。

「空の鳥、海の魚、海路を通うものも。」(聖書/詩篇8:8)

モーリーは、息子が読んだ聖書の言葉を、もう一度読んでくれるよう頼みました。

彼は「海路」という言葉に大きな衝撃を受けたのです。

当時、地上の道路の地図はありましたが、まだ海路の地図はありませんでした。

彼は興奮して息子に言いました。

「神様が海に道があるとおっしゃるのだから、間違いなく深い海に道があるはずだ。

そうだ、お前も一緒に探してみよう」
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「たった一人」に」 L.i.C

「わたしは植え、アポロは水をそそいだ。しかし成長させて下さるのは、神である。

だから、植える者も水をそそぐ者も。ともに取るに足りない。

大事なのは、成長させて下さる神のみである。」(聖書/1コリント3:6~7〉

モラビアの宣教師、ジョージ・スミスの生涯には、非常に意味深いものがあります。

宣教師として召された彼の心は、いつもアフリカ大陸で

イエス・キリストが栄光をお受け取りになる幻で満たされていました。

彼は長期間の準備を終えて、アフリカに向かって発ちました。

いよいよ彼の夢が威し遂げられる時がやってきたのです。

しかし、アフリカへ着いてからわずか数カ月の後に、彼は追い出されてしまいました。

彼が宣教師としてできたことは、たったー人のおばあさんを救いに導いたことだけでした。
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