「神様から見れば宝物」 L.i.C

あるタクシー会社に、気むずかしい整備士がいました。
態度がぶっきらぼうで、いつも陰気な顔つきなので、友だちもおらず、
彼がいることで職場全体が嫌な雰囲気になってしまっていました。

人事課長が社長室にやってきました。
そして、あの整備士をクビにすべきだと言いました。すると、社長はこう言いました。
「私はあの男をクビにはしたくないな。気むずかしいかもしれないが、
整備士としての腕はぴかいちだ。彼が整備した車で問題があった車は一台もないよ」
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「いつ祈るのか?」 L.i.C

これはある船長が書き残した、ジョージ・ミュラーの記録です。

「私たちはその時、ひどい霧に見舞われて、出航を24時間見合わせていました。
すると突然、ジョージ・ミュラーが私のところに来て、こう言ったのです。

『船長、私はどうしても土曜日の午後までに次の港のケベックに行かなければなりません』

私は当然、絶対に無理だと答えましたが、彼は続けてこう言いました。
『たとえ船が出られなくても、神様は何らかの方法で私をケベックに連れて行ってくれます。
神様は57年間、一度も約束を破られたことがないのです』

私は思わず、『ミュラーさん、今の霧の状態がどんなに最悪か、ご存知ですか?』
と尋ねました。しかし彼は言いました。

『私は霧の濃さではなく、すべてを支配しておられる生ける神に目を留めていますから』
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