シドニーの「ユダヤ記念館」には、
「あるプロテスタント牧師のことば」が掲げられています。
それは、このような文章です。
最初、ナチはユダヤ人を迫害した。
私はユダヤ人ではなかったので関係なかった。
次に金持ちが迫害された。
私は金持ちではなかった。
ついでカトリック教会が弾圧された。
私は関係なかった。
しかしついにわれわれが迫害され始めた。
そう気づいた時には遅かった。
私はこれを読んで、とてもどきっとさせられました。
自分も長い間、世界で起こっていることに「関係ない」
と思っていたことに気づかされたのです。
「平和をつくる者は幸いです。
その人たちは神の子どもと呼ばれるから。」（聖書／マタイ5：9）
私たちは、平和をつくるためにこの世界に置かれています。
では、「平和をつくる」とは、具体的にどうすることなのでしょう。
聖書にはこう書かれています。
「もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。
渇いたなら、飲ませなさい。そうすることによって、
あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。
悪に負けてはいけません。
かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」
（聖書／ローマ12：20～21）
平和とは、決して自然に成し遂げられるものではありません。
たとえ小さくても、神様の愛の働きかけをし続けることで、
少しずつ成し遂げられるものなのです。
今、国と国との溝が、ますます深まっています。
しかし私たちは、世界の平和のために祈ることができるはずです。
私たちの周りに、そして日本に、世界に、
平和が実現するよう、心から祈っていきましょう。
そして、神様から力をいただいて、
まずは自分の隣にいる苦手な人、嫌いな人に、
愛を注ぐことから始めましょう。
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