有名な讃美「アメイジング・クレイス」を作詞したジョン・ニュートンの話です。
彼は、熱心なクリスチャンだった母親が亡くなった後、船乗りとなり、
酒に溺れ、やがて奴隷船の船員となってしまいました。
彼は奴隷船から奴隷船へと渡り歩き、とうとう奴隷船の船長となりました。
そんなある時、彼はアフリカからイギリスへの帰路の途中で大嵐に遭い、
船が難破寸前の状態になりました。
その時、彼は母親が亡くなってから初めて神様に祈ったのです。
「神様、あなたが本当におられるなら私を助けてください。
私の生涯をすべてあなたにおささげします」
必死に祈っていると、次第に嵐が去り、
彼は無事に岸にたどりつくことができました。
この経験の後、彼は奴隷船の船長をやめ、クリスチャンとなって、
祈った通り、神様に人生をささげたのです。
彼は39歳で英国国教会の牧師となり、
このアメイジング・グレイスを作詞しました。
この讃美は、奴隷船の船長だったような救いようのない自分を、
罪の中から引き上げてくださった驚くべき神様の恵みを歌っているのです。
晩年、彼は口ぐせのようにこう語っていたと言います。
「私の記憶はほとんど薄れてしまった。
しかし、2つのことだけはっきりと記憶に残っている。
一つは私が途方もない罪人であったということ。
もう一つはキリストが途方もなく偉大な救い主であるということだ」
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。
それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、
永遠のいのちを持つためである。」(聖書/ヨハネ3:16)
イエス様は、あなたの罪のためにも死んでくださいました。
そしてあなたの罪を完全に洗い流してくださったのです。
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