【2019.11.4/G・O・D (グループ・オンライン・ディボーション)】

※映像と音声が一部乱れている部分がございます。ご了承ください。

聖書:伝道者の書 6:1〜12(新改訳2017)

1 私が日の下で見た悪しきことがある。それは人の上に重くのしかかる。

2 神が富と財と誉れを与え、望むもので何一つ欠けることがない人がいる。しかし神は、この人がそれを楽しむことを許さず、見ず知らずの人がそれを楽しむようにされる。これは空しいこと、それは悪しき病だ。

3 もし人が百人の子どもを持ち、多くの年月を生き、彼の年が多くなっても、彼が良き物に満足することなく、墓にも葬られなかったなら、私は言う。彼よりも死産の子のほうがましだと。

4 その子は空しさの中に生まれて来て、闇の中に去って行き、その名は闇におおわれ、

5 日の光も見ず、何も知らない。しかし、この子のほうが彼よりは安らかだ。

6 彼が千年の倍も生きても、幸せな目にあわなければ。両者とも同じ所に行くではないか。

7 人の労苦はみな、自分の口のためである。しかし、その食欲は決して満たされない。

8 知恵のある者は、愚かな者より何がまさっているだろう。人の前でどう生きるかを知っている貧しい人も、何がまさっているだろうか。

9 目が見ることは、欲望のひとり歩きにまさる。これもまた空しく、風を追うようなものだ。

10 存在するようになったものは、すでにその名がつけられ、それが人間であることも知られている。その人は、自分より力のある者と言い争うことはできない。

11 多く語れば、それだけ空しさを増す。それは、人にとって何の益になるだろうか。

12 だれが知るだろうか。影のように過ごす、空しい人生において、何が人のために良いことなのかを。だれが人に告げることができるだろうか。その人の後に、日の下で何が起こるかを。

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