リーンカーンが22歳のときのことです。
彼は雑貨店の店員でした。お店の主人はリンカーンを全面的に信頼していました。
ある日のことです。リンカーンが夜遅く商売を終えて、
1日の収入を決算していると、何度計算しても数字が合いませんでした。
「なぜ6セント余るんだろうか?」。彼は不思議に思い、
その日、店に来たお客を思い浮かべ、一人づつ渡したおつりをチェックしていきました。
すると、エンディおばさんに渡したおつりが少なかったことに気づきました。
それで、彼は急いで店を閉じ、夜遅く、遠く離れていた
エンディおばさんの家に息を切らして訪ねました。
「すみません。オフェット商会のエイブです。
私の勘違いでおつりを少なく渡してしまいました」。
エンディおばさんは驚いて言いました。
「お若いの。この6セントのために、こんな遅い時間、こんな遠くまで来たのかい?」。
「ええ。1セントでもお返しするのが当然です」。
「明日でも良かったのに!」
「いいえ。今日の過ちは今日のうちに直さないと!」。
こんなことが何度かあり、エイブラハム・リンカーンは
本当に小さいことに忠実な青年として、人々から信頼されるようになったのです。
24歳で郵便局職員であったとき、どうしても17ドルが余りました。
そのお金が見つかりませんでした。彼は退職し、弁護士をしていました。
しかし何年か後に、お金が17ドル足りないという事実が判明しました。
早速彼は郵便局に行き、以前整理しておいた色あせた書類を出して見せました。
彼は言います。「私は今まで、私のものではないものには、決して手をつけずに来ました。
ですから、当時使用していた重要な書類と品物をきちんと整理しておいたのです」。
皆さん。その後のリンカーンはどうなったかは、よくご存知のことだと思います。
奴隷解放宣言を出すと、南部が北部に対して宣戦布告しますが、
ついに北軍が勝利し、奴隷解放令がアメリカ全土に布告されたのです。
彼が小さいことに忠実だったので、神様から大きな働きを任せられ、
それを成し遂げることが出来たのです。
「小さい事に忠実な人は、大きい事にも忠実であり、
小さい事に不忠実な人は、大きい事にも不忠実です」(聖書/ルカ16:10)
~河野ハレブログより~
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そうだ!小さいことを忠実に!
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