「聖書の言葉を聞かせよう」 L.i.C

ルーマニア人であるリチャード・ボンブラント牧師は、1948年、
ルーマニアが共産主義となった時に逮捕されました。
彼は14年もの間、牢獄であらゆる苦しみに遭い、
最後の3年間は光もほとんど入らない地下牢に入れられていたのです。
しかし、彼は釈放された後、ますます活発に伝道活動をしました。

大勢の人から、希望を失わない方法について尋ねられた彼は、こう答えました。
「私は牢獄の中で、聖書を数百回読みました。チェックしてみると、
『恐れるな』というみことばが365回もあったのです。

私は神様が、私を1日1日励ましてくださっているのだと感じました。

時には『このまま牢獄で死ぬのではないか?』
『釈放されても、普通に生活できないのではないか?』という思いに襲われました。
しかしそのたびに、私は聖書を大声で読んで自分の耳に聞かせました。
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「神様は大金持ち」 L.i.C

>ダラス神学校は、1924年ごろ、借金ゆえに廃校の危機にさらされていました。
学校の設立者であるルイス・シェーファー博士と、志を共にする仲間たちは、
学長室のドアを閉めて祈り始めました。

その時、シェーファー博士の隣に座っていた、アイロンサイド博士がこう祈りました。
「神様、あなたはすべての山と丘、そして家畜を所有しておられる大金持ちではありませんか。
その家畜の中から、少しばかりを売って、そのお金を送ってくださり、
この学校の借金を返すことができるようにしてください。
そして、学生たちを育成し続けることができるように助けてください」

祈りが続いている間に、不思議なことが起こりました。
学校の事務室に、カウボーイハットをかぶった男性が入って来て、こう言ったのです。
「私は、ダラスのカウボーイです。今日、馬車2台分の家畜を乗せて市場で売りました。
本来、このお金は他のところに投資するつもりでした。
しかしなぜか、このお金をもっと価値あることに使わなければならない、
という思いが浮かんだのです。そこで、このお金をここに寄付することにしました」
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「つながっていよう!」 L.i.C

ある時、ニューヨークで、ケネディ元大統領夫人、
ジャクリーン・オナシスの遺品の競売がありました。
時価50万ドルの婚約指輪が259万ドルで売られ、
時価3万ドルのケネディの机は143万ドルで落札されました。
数枚の紙に過ぎないケネディ元大統領の就任の際の原稿も、
およそ13万4千ドルで売られました。

また、ピカソが鉛筆を用いて5分間デッサンした絵が、
ピカソが生活した家一軒分の値段で売られたこともありました。
アメリカが生んだ詩人、ロングフェローが、材質の悪い紙に詩を書きましたが、
その1枚の紙切れが、彼の存命中に6千ドルで売られました。

もともとの指輪や机、紙は、どこにでもあるものです。
しかし、平凡に過ぎないこれらのものも、
それが誰と関係があるかによって、驚くほどの価値が与えられるのです。
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「うまくいかない時こそ、うまくいく」 L.i.C

「それは、ヨハネが彼に、『あなたが彼女をめとるのは不法です』と言い張ったからである」
(聖書/マタイ14:4)

バプテスマのヨハネは、神の預言者であったのに、
なぜ投獄され、殺されてしまったのでしょうか?
それは彼が神の預言者であり続けたからです。

彼は国王ヘロデに「あなたが彼女をめとるのは違法です」と言い張りました。
権力に対して、命がけで立ち向かうのは、信仰と勇気のなせるわざです。

宗教改革者マルティン・ルターは、
1517年10月31日に「95カ条の提題」を教会の扉に掲示しました。
それは、当時のカトリックの教理を根底から揺るがすものでした。
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「最上のすみれ」 L.i.C

一人の王がある朝、自分の庭園に行ってみると、

どの草木も元気をなくして死にかけていました。

王は、入り口近くに立っているならの木にその理由を尋ねました。

ならの木は「自分は松の木のように背が高く伸びないばかりか、

立派でないから生きているのがいやになった」と答えました。

それでは、松の木なら大丈夫かなと松の木に尋ねてみました。

松の木は「ぶどうの木のように実を結ぶことができないから、

生きがいがなくなった」と答えました。

ぶどうの木は「桃の木のように一人で直立して、

見事な実を結ぶことができないから、やけくそになった」

ゼラニウムは「ライラックのように香り高くないから」と言ってすねました。

王は最後に、三色すみれのところに来ました。

その輝いた顔は、いつものように嬉しそうでした。

「おや、三色すみれ! だれもが皆、がっかりしているのに、

君は少しも失望していないようだ」
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