「人をさばかないために」 L.i.C

他人を批判するのはけっこう楽しいものです。自分のことは棚にあげられるし、
岡目八目といって、誰でも他人の欠点には気がつくものです。
でも他人への批判はしないほうが、人生をよりよく生きる大切な極意かもしれません。
世の中には、他人のことが気になり、
善意の気持ちであれこれ批判めいたことをいう人がいます。
その人たちは批判することを悪いこととは少しも思っていません。
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「愛はギブ&ギブ」 L.i.C

愛されることの少ない人は、人を愛することが少ないのです。
これを言うと反対する人もいるでしょう。
人を死ぬほど愛して失恋する人がいます。
「自分は死ぬほど愛したのに」と思うでしょう。
でもそれは少し違うのです。愛するとはひたする対象の幸せを願うことなのです。

「愛されない」ことを嘆く人は、
愛することによって「自分も愛される」という見返るを望むのです。
それは本当の愛ではないのです。愛はギブ&テイクではなく、ギブ&ギブなのです。
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「私は私」 L.i.C

今日の社会は競争社会と呼ばれます。競争の前提は他との比較です。
オリンピックも高校野球も受験戦争も会社での出世も全ては
競争原理によって成り立っています。
確かに競争は能力を引き出すには良い手段で、
ルールの範囲内で整然と行われる競争には爽やかささえ感じられます。
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「知っていますか?」 L.i.C

ある教会に、アメリカの教会から中高生たちがやってきて、楽しい時間を過ごしました。
当時ユースだった牧師先生が、このような話をされています。

「ある学びの時間、講師の先生は、日本人グループと
アメリカ人グループに分けて座らせ、こう質問したのです。

『皆さんは、広島に原爆が投下された日を知っていますか?』
日本人の若者たちは、みんな手を挙げましたが、
アメリカ人の若者たちは誰一人手を挙げません。

次に、講師はこう訊ねました。
『では、真珠湾攻撃の日を知っていますか?』
アメリカ人はみんな手を挙げましたが、日本人で手を挙げたのは私一人でした。
いつだと問われたので『1941年12月8日です』と答えました。
しかし、アメリカの若者たちはみんな違うと言います。
実は、8日というのは日本時間での日付であって、
ハワイ時間では7日のできごとだったのです。

講師の先生はおっしゃいました。
『ことほど左様に、私たち人間は、
被害についてはいつまでも忘れず、加害についてはあまり気にしないものです』」

http://www.nakakomi.com/essay/e2008/e20081214.htm)

「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」(聖書/マタイ19:19)

私たちは、自分がされたことはよく覚えているのに、
自分がしたことはあまり覚えていないという性質があります。
人の失敗には厳しいのに、自分にはついつい甘くなってしまいます。
いじめられた人は、そのことを強烈に覚えているのに、
いじめた方は覚えていないことが多いのも、それと同じです。
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「自分で御声を聴く」 L.i.C

ローレン・カニングハムは子どものころのことです。
父親が外出先で盲腸炎のため、死の危機に瀕しているという知らせが届きました。
母親は何時間も祈り、神様の力づけを必要としていました。

ところがその時、教会の人が彼女を訪ねてきて、こう言ったのです。
「私はあなたのご主人が棺桶に入って戻ってくる夢を見ました。
これは神様が下さった夢です」

ローレンの母親はどうしたでしょう。
彼女は少し考えた後、こう答えたのです。
「教えに来てくださってありがとうございます。
その夢が本当に神様から来たものなのか、神様に聞いてみます」
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