「自分だけのものではない」 L.i.C

自分の人生は自分自身のものだから、
自由に好き勝手にしてもよいと思っていませんか。
無茶に車を飛ばして事故を起こしたり、
酒を浴びるほど飲んで体を壊したりするのは、
人生は「自分だけのものではない」という自覚が足りないのかもしれません。

クリスチャンの立場で人生を見ると、
私たちの人生は「神によって選ばれて生きている」と言えます。
しかし、神様は人間に自由を与えてくださいました。
ですから、人生は「自分のものである」と同時に「自分のものではない」のです。
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「あなたのアキレス腱」 L.i.C

英雄アキレスは、腱が弱点だったと言われています。
彼がもう少し慎重に唯一の弱点を防御していたら、
史上最強の英雄になっていたかもしれません。

自分の弱さを知ることが強くなる条件であることを知る人は、
案外少ないかもしれません。
自分の弱さを知るとは、人間の弱さを知ることなのです。
「ああ、自分は弱い人間だ」という実感があってこそ、
その弱さを克服する知恵も勇気も湧いてくるのです。
弱さの自覚が、人を強くするのです。

「わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。」
(聖書/ヨハネ15:5)
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「正しい恐れ」 L.i.C

アフリカでは、ライオンとシマウマが共存しています。
腹をすかせたライオンがシマウマを狙うと、
シマウマは逃げますが、また近くで共存を始めます。
ライオンの手の届かないところに逃げればいいものを、
シマウマがそうしないのは、恐怖心が一過性だからです。

ところが、人間は昔から飢えに備えて食料の貯蔵を考えます。
飢えに対する恐怖心がそれを促すのです。
しかし、いたずらな恐怖心は人間を消極的にしてしまいます。

「恐怖は恐怖に対する恐怖しかない」という有名な言葉があります。
つまり、恐怖には実体がないので、
あまり恐れてはいけないということです。
むしろ、私たちは正しく恐れる必要があります。
それは、恐れるに値するもののみを恐れることです。
聖書にはこう書いてあります。
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「人生の目標」 L.i.C

人生の目標は何でしょうか。
マイホームですか。社会的地位ですか。お金ですか。
Sさんは大企業の中堅社員でした。
彼は会社での出世を望み、その目標に向って努力しました。
ところがふとしたきっかけで教会に行くようになり、人生が一変してしまったのです。
出世のために必要な転勤は全て断り、完全に中央の流れから外れてしまいました。

しかし彼の第二の人生は決まっていたのです。定年退職したら神様の働きをすることに。
ですから有能なサラリーマンが感じる定年後の虚しさの心配は彼には必要ないのです。
以下に社会的な地位や富を得てもそれだけ本物の尊敬を得られる時代ではありません。
もしそうなら、現在あらゆる意味で子どもたちに贅沢をさせてやれる世の父親は、
子どもたちからもっと尊敬されていいはずです。

「人は、たとい全世界を手に入れても、自分自身を失い、
損じたら、何の得がありましょう。」〈ルカ9:25〉
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「見えるものより見えないもの」 L.i.C

あるパーティーの席上で客の一人が何気なく言った一言は、
非常に気が利いていました。
それを偶然聞いていた男性がつかつかとその客に近寄るとこういったのです。
「いまのセリフを次の私の映画に使わせていただけませんか」
「どうぞどうぞ」その男性はこう尋ねました。
「では遠慮なく使わせていただくとして、
あなたにいくらお支払いしたらよいのでしょうか」

この男性とは喜劇王チャップリンでした。
私たちはさまざまなものに価値を見出しますが、
日本人はどうも目に見えないものへの評価が欧米人に比べて低いかもしれません。
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