「苦しみの中の益」 L.i.C

チャールズ・コルソンは、アメリカでは知らない人がいないほどの有名人です。
ニクソン大統領時代、ホワイトハウスの側近参謀だった彼は、
ウォーターゲート事件の核心人物のうちの一人でした。
彼は獄中でイエス・キリストを信じたのです。

現在、彼はアメリカの政治家たちを対象に、
「フェローシップ」という宣教活動をしています。
また、獄中で救われた囚人たちを定期的に外に連れ出し、
信仰の訓練をして、再び獄中に送るという働きをしています。

彼はインタビューで、このように語っています。
「獄中での生活は、最も悲劇的な出来事でした。
しかし、それは私をキリストに導くために、神様が選ばれた唯一の道でした。
家族や友人たちから隔離された苦しい日々を通して、
私は神様にすべてをゆだねるようになり、信仰が成長していきました。
神様が私を訓練しておられると確信してからは、
むしろその環境を感謝するようになったのです」
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「サボテンの秘密」 L.i.C

サボテンは湿気が少なく、日差しの強い砂漠のような場所でもよく育ちます。
また、獣に襲われやすいようなところでもよく育ちます。

なぜなら、サボテンは自分を保護するために、
たくさんのとげを持っているからです。
サボテンを一切れ切り取り、土の中に差し込んでおくと、すぐに根を下ろします。
サボテンはそれほど、生命力の強い植物なのです。

アメリカの植物学者であるバーベンク氏は、サボテンの研究者です。
彼はサボテンを使って、ある実験を行いました。
適度な湿度と温度が保たれ、獣に襲われる危険性のない場所でサボテンを育てたのです。
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「ゾウのくぎ」 L.i.C

イングランドには、「ゾウは決して忘れない(An elephant never forgets.)」
ということわざがあります。

ゾウがまだ子どものころ、テント用のくぎを深く地面に刺し、そこにくさりを巻き付けて、
ゾウをつないでおくと、ゾウは何度も試して、絶対にくさりが外れないと思い知ります。
そうすると、ゾウが大人になって、簡単にくさりを外すことができるようになっても、
決してくさりから抜け出さないのです。
これを「ゾウのくぎ」と言います。

私たちもこのゾウのくぎと同じように、決してそこから抜け出せない枠があります。
「自分はダメな人間だ」
「自分は愛されていない」
「自分は変われない」
「失敗してしまう」

この「ゾウのくぎ」を取り除く方法があります。
それは、聖書の考えを心に蓄えて、キリストにある本当の自分を発見するのです。
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「驚くべき恵み」 L.i.C

いよいよ11月、今年の終わりの一歩手前の月ですね。
少し早いですが、一年を振り返ってみませんか。

奴隷貿易をしていたジョン・ニュートンは、
ある時、嵐で船が転覆しそうになりました。
その時初めて必死に神様に祈り、奇跡的な神様の守りを経験したのです。
悔い改めて奴隷貿易をやめ、牧師となった彼は、
有名な賛美であるアメイジンググレイスを作りました。

この曲は、奴隷貿易をしていたような自分が救われたのは、
驚くべき恵みだという感激にあふれています。

今年を振り返って、もう一度、驚くべき恵みをたくさんいただいていたことを思い返して、
最後の月をますます感謝しながら歩みましょう。

わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。
(聖書/詩篇103:2)
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「イエス様はだ~れだ」 L.i.C

「イエスは彼らに言われた。『あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。』
シモン・ペテロが答えて言った。
『あなたは、生ける神の御子キリストです。』(聖書/マタイ16:15~16)

レオナルド・ダビンチは15世紀のイタリアが生んだ有名な画家、彫刻家、また建築家でもありました。

その彼が43才の時でした。

ミラノの友人がイエス様の最後の晩餐の姿を描いてくれないかと頼んで来たのでした。

これにはいろいろなエピソードがありますが、

彼はこれを自分の最高傑作にしようと長い時間をかけて完成させました。

イエス様を中心に十二弟子を6人ずつ分けて描き、
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