「私を遣わしてください!」 L.i.C

それは1870年のことでした。青年ウィリアム・ブース先生が、夜の集会を終え、
東ロンドンの裏街まできたときのことでした。
薄暗い道路に、酒に酔いつぶれて倒れてしまっている人たちがたくさんいます。
また、暴力団同士のけんかが始まりました。
ブース先生はこぶしを固く握りしめ、涙を流しながら、

「イエス様、なんというすごいありさまでしょう。
まるで地獄です。この人たちはイエス様を知らないのです。
どうぞ、私をこの地のためにお遣わしください」とお祈りしました。

牧師先生たちが大勢集まったときに、ブース先生は立ち上がると、
「みなさん、私を東のロンドンのみだれている、汚れた町に遣わしてください」と言いました。
牧師先生たちは驚いて、互いに顔を見合わせていました。
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「イギリス帝国を築きあげたものは」 L.i.C

19世紀、イギリスが世界を導く国となったのは、
63年間王としてイギリスを治めたヴィクトリア女王の指導力によるものでした。
ウイリアム4世が亡くなり、ヴィクトリア女王は18歳で王位に就きます。

18歳と言うと、高校卒業くらいです。
高校卒業したばかりの子が、一国の舵取りをすることができるでしょうか?
自分の責任の重さを考えると、まず恐れでブルブル震えてしまうのではないでしょうか?
彼女はどうしたのでしょう?
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「過去から未来へ」 L.i.C

過去をなつかしむような話ばかりするようになったら、人間弱ってきた証拠です。
元気のいい人間は、いつも未来を見つめて生きています。
過去にどんな栄光があれ、それは過ぎ去ったことで、
いつまでもその思いに耽っているのは、人間として不健康なのです。

人が何か新しいことに挑戦しようとする時に「やめた方がよい」と言う人は、
過去の経験に照らして言うことが圧倒的に多いそうです。
それは、過去の失敗をまた繰り返すと考えてしまうからです。
しかし、本当にそうでしょうか。
この考えが、大きな成功や人生の新しい展開を阻んでいるかもしれないのです。
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「信号機の理論」 L.i.C

スクランブル交差点を渡るとき、お互いにぶつからないように
身をかわさなければ、立ち往生してしまいます。
したいことがたくさんあるのに、一つもまとまったことができないと嘆く人。
そんは人は、スクランブル交差点で立ち往生している人に似ています。
その原因の一つは、したいことに優先順位をつけていないことです。

信号機の理論というのがあります。
信号機は、渡る人の優先順位をつけているのです。
青信号が先で、赤信号が後。
これを順番に行って、同じように前に進もうとしている人を整理し、
それぞれの目的をかなえてあげているのです。
したいことに優先順位をつければ、
物事は驚くほどスムーズに運ぶようになるのです。

「ただ、すべてのことを適切に、秩序をもって行いなさい。」(聖書/コリント第一14:40)
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「父の涙」 L.i.C

「求めなさい。そうすれば与えられます。」(聖書/マタイ7:7)

ある牧師の証しです。
「私は23歳の時、勘当されて家を出て、牧師になるために神学校に入学しました。
当時の私の心残りは、中風の父を残してきたことでした。

家を出て初めて迎える正月、私は自分の出身教会で、
一晩だけ説教をする機会が与えられました。
私はその機会に、新年の挨拶に父を訪ねる決心をしました。
『うちには息子はおりません』という母に嘆願して、10分だけ父に会う許可をもらいました。
その時一つの奇跡が起きました。
父が教会に行くことに同意したのです。
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