フランスの作家アンドレ・ジイドをご存知でしょうか?
「狭き門」は良く知られていますが、彼の多くの著作の中に「放蕩息子の帰宅」、
「イザベル」や「一粒の麦もし死なずば」というキリスト教と関わりのある
タイトルを付けられているものもあります。
しかし、ジイドの少年時代は最悪でした。うそつきで人を騙す少年だったのです。
さらに、体は弱く病弱で、学校を3週間も続けて休んだりもしました。
その上、彼はあきれるほど臆病で、まったく劣等感のかたまりでした。
ある日、先生が生徒全員に詩を朗読させましたが、ジイドの番になりました。
すると、ジイドは感情を込めて素晴らしい朗読をしたのです。
その時、先生は彼をとても誉め、「君は将来、素晴らしく立派な作家になる」と言いました。
それ以後のジイドは友人からいじめを受けても、先生から誉められたことを心に刻み、
文学青年となる夢を持ち、その道を進んだのです。
“「人生を変えた一言」 L.i.C” の続きを読む