「神の憐れみ」 藤林波映(京都中央チャペル 伝道師)

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聖書:創世記 3:8~21(新改訳2017)


8 そよ風の吹くころ、彼らは、神であるが園を歩き回られる音を聞いた。それで人とその妻は、神であるの御顔を避けて、園の木の間に身を隠した。

9 神であるは、人に呼びかけ、彼に言われた。「あなたはどこにいるのか。」

10 彼は言った。「私は、あなたの足音を園の中で聞いたので、自分が裸であるのを恐れて、身を隠しています。」

11 主は言われた。「あなたが裸であることを、だれがあなたに告げたのか。あなたは、食べてはならない、とわたしが命じた木から食べたのか。」

12 人は言った。「私のそばにいるようにとあなたが与えてくださったこの女が、あの木から取って私にくれたので、私は食べたのです。」

13 神であるは女に言われた。「あなたは何ということをしたのか。」女は言った。「蛇が私を惑わしたのです。それで私は食べました。」

14 神であるは蛇に言われた。「おまえは、このようなことをしたので、どんな家畜よりも、どんな野の生き物よりものろわれる。おまえは腹這いで動き回り、一生、ちりを食べることになる。

15 わたしは敵意を、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く。彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ。」

16 女にはこう言われた。「わたしは、あなたの苦しみとうめきを大いに増す。あなたは苦しんで子を産む。また、あなたは夫を恋い慕うが、彼はあなたを支配することになる。」

17 また、人に言われた。「あなたが妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、大地は、あなたのゆえにのろわれる。あなたは一生の間、苦しんでそこから食を得ることになる。

18 大地は、あなたに対して茨とあざみを生えさせ、あなたは野の草を食べる。

19 あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついにはその大地に帰る。あなたはそこから取られたのだから。あなたは土のちりだから、土のちりに帰るのだ。」

20 人は妻の名をエバと呼んだ。彼女が、生きるものすべての母だからであった。

21 神であるは、アダムとその妻のために、皮の衣を作って彼らに着せられた。