「イエスを捜して」 田坂元彦(横浜ニューライフバプテスト教会 牧師)

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聖書:ルカの福音書 2:41~52(新改訳2017)


41 さて、イエスの両親は、過越の祭りに毎年エルサレムに行っていた。

42 イエスが十二歳になられたときも、両親は祭りの慣習にしたがって都へ上った。

43 そして祭りの期間を過ごしてから帰路についたが、少年イエスはエルサレムにとどまっておられた。両親はそれに気づかずに、

44 イエスが一行の中にいるものと思って、一日の道のりを進んだ。後になって親族や知人の中を捜し回ったが、

45 見つからなかったので、イエスを捜しながらエルサレムまで引き返した。

46 そして三日後になって、イエスが宮で教師たちの真ん中に座って、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。

47 聞いていた人たちはみな、イエスの知恵と答えに驚いていた。

48 両親は彼を見て驚き、母は言った。「どうしてこんなことをしたのですか。見なさい。お父さんも私も、心配してあなたを捜していたのです。」

49 すると、イエスは両親に言われた。「どうしてわたしを捜されたのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当然であることを、ご存じなかったのですか。」

50 しかし両親には、イエスの語られたことばが理解できなかった。

51 それからイエスは一緒に下って行き、ナザレに帰って両親に仕えられた。母はこれらのことをみな、心に留めておいた。

52 イエスは神と人とにいつくしまれ、知恵が増し加わり、背たけも伸びていった。