「誰が迷わせたのか」 匂坂太一(ニューホープ横浜 牧師)

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新約聖書:ガラテヤ人への手紙 3:1-14


1 ああ、愚かなガラテヤ人。十字架につけられたイエス・キリストが、目の前に描き出されたというのに、だれがあなたがたを惑わしたのですか。

2 これだけは、あなたがたに聞いておきたい。あなたがたが御霊を受けたのは、律法を行ったからですか。それとも信仰をもって聞いたからですか。

3 あなたがたはそんなにも愚かなのですか。御霊によって始まったあなたがたが、今、肉によって完成されるというのですか。

4 あれほどの経験をしたのは、無駄だったのでしょうか。まさか、無駄だったということはないでしょう。

5 あなたがたに御霊を与え、あなたがたの間で力あるわざを行われる方は、あなたがたが律法を行ったから、そうなさるのでしょうか。それとも信仰をもって聞いたから、そうなさるのでしょうか。

6 「アブラハムは神を信じた。それで、それが彼の義と認められた」とあるとおりです。

7 ですから、信仰によって生きる人々こそアブラハムの子である、と知りなさい。

8 聖書は、神が異邦人を信仰によって義とお認めになることを前から知っていたので、アブラハムに対して、「すべての異邦人が、あなたによって祝福される」と、前もって福音を告げました。

9 ですから、信仰によって生きる人々が、信仰の人アブラハムとともに祝福を受けるのです。

10 律法の行いによる人々はみな、のろいのもとにあります。「律法の書に書いてあるすべてのことを守り行わない者はみな、のろわれる」と書いてあるからです。

11 律法によって神の前に義と認められる者が、だれもいないということは明らかです。「義人は信仰によって生きる」からです。

12 律法は、「信仰による」のではありません。「律法の掟を行う人は、その掟によって生きる」のです。

13 キリストは、ご自分が私たちのためにのろわれた者となることで、私たちを律法ののろいから贖い出してくださいました。「木にかけられた者はみな、のろわれている」と書いてあるからです。

14 それは、アブラハムへの祝福がキリスト・イエスによって異邦人に及び、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるようになるためでした。