「愛の粉ミルク」 L.i.C

1950年代の中国での出来事です。
共産主義革命の後、中国全土にキリスト教に対する迫害の嵐が吹き荒れ、
多くの牧師や伝道者たちが逮捕されて労働改造所に送られました。
当時は食事事情も悪く、囚人たちの間では食べ物を
めぐるけんかや殺し合いが絶えませんでした。

A師はその頃、信仰のゆえに
アンホイ省の労働改造所に入っていました。
台湾出身のA師には、他の囚人のように
差し入れをしくれる家族や親戚もありませんでした。

夕方の自由時間に、向こうから一人の兄弟が
「いい知らせ! いい知らせ! 」と叫びながら走ってきました。
彼はカバンから粉ミルクを出しながら「これは今母から送られてきたものです。
あなたに食べてもらおうと持ってきました」と言いながら、
スプーンですくってA師の目の前に差し出したのです。
このようなものは何年も口にしたことはありません。
のどから手が出るほど食べたいと思いました。
しかし、くれるといっている兄弟は自分より年上で病弱な体です。
それに彼のお母さんは苦労してこの粉ミルクを手に入れたことでしょう。
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「夢を描いて、信仰もって!」 L.i.C

ウィリアム・ケアリーは近代の海外宣教の父といわれる人で、
インドへの宣教の道を開き、その土台を造った人です。

彼は若い頃、靴の修繕工でした。幼い頃から、敬虔な両親とともに、
日曜日には教会の礼拝に行き、聖書も読んでいましたが、
その信仰生活は形式的なものでした。
そんな中、ある青年の個人伝道によって、
彼はイエス様を救い主として受け入れました。
けれども、若いケアリはお金を盗んでしまい、
「盗んでいない」という彼のうそは発覚し、恥をさらすことになりました。

しかし、このことをきっかけに、自分の弱さを徹底的に悟ったケアリは、
17歳の時、人生をイエス様へと明け渡したのです。
すると、彼はすぐにあちこち歩き回って福音を語るようになりました。
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「信じたことは実現する」 L.i.C

人生の様々な出来事を他人のせいにしたり、
社会のせいにしたりすることは、的外れなことです。
私たちは、確かに人との交わりの中で生きています。

しかし、人が何を言い、何をしようと、
選択したのは自分なのです。
責任は他人ではなく、自分にあるのです。
人生が自分の信じ、選択した通りに動き始めると、
自分の人生を良くするのも悪くするのも
自分次第だと理解することができます。
しかし、他人のせいにするのは一番楽な方法です。
なぜなら自分に責任がいかないからです。
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