「絶望から救ったものは?」 L.i.C

日本を代表するクリスチャンで、
世界的に偉人と言われる人物としては賀川豊彦を挙げることができます。

賀川豊彦はいつも学校で「妾の子、妾の子」と馬鹿にされながら育ちました。

そんな賀川は15歳のとき、東京に上京して昼は印刷屋のお掃除をし、夜は勉強しました。
彼は未来を夢見ていたのです。

しかし、21歳の時、絶望状況に陥りました。
肺病が悪化し、吐血が続き、医者から「もう手遅れです」と言われ、見捨てられたのです。
死の宣告を受けたので絶望しました。
彼は寝床で寝たまま人の迷惑になるよりは自殺を選ぼうとしました。

しかし彼は数年前に宣教師から福音を聞き、イエス様を受け入れていましたから、
神様のみことばを思い出したのです。
「イエス様は裏切られて過酷な苦しみを受けたとき、自殺を考えただろうか?
いや。イエス様は最後まで希望を捨てなかったではないか!
あの十字架に架けられたときも、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、
十字架のはずかしめをも耐え忍ばれたではないか!
イエス様は『わたしはよみがえりであり、いのちです』と
挫折と絶望の中でも『復活の希望を持て!』と訴えておられるではないか!
そうだ。そうに違いない!」。
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「祝福の翼で飛ぶには?」 L.i.C

田舎に住んでいたある男の子が家から学校に行くまでに畦(あぜ)道を通りました。

春の田んぼには苗が植えられていて、稲が育つ時、茎にヤゴが這い上がってきます。

這い上がってきて、稲の茎にくっ付き、太陽に照らされるとバタバタしながら、

頭を振りつつ殻を脱いで出て来ます。そして、羽を広げて空に飛んでいくのです。

ある日、その男の子が学校に行く時、

稲の茎を見ると一匹のヤゴが殻から出ようとバタバタしているので、

「大変だな!苦しんでるな。ぼくが助けてあげよう」と

胴体をつかんで出て来れるようにしてあげました。

男の子は学校に行き、勉強をしていてもそのトンボのことが

気になってしかたがありませんでした。

そして授業が終わって帰り道に、田んぼに走って行くとなんということでしょう!

たくさんの蟻がトンボを噛み切って食べていたのです!
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「小さいことに忠実な人は・・」 L.i.C

リーンカーンが22歳のときのことです。
彼は雑貨店の店員でした。お店の主人はリンカーンを全面的に信頼していました。

ある日のことです。リンカーンが夜遅く商売を終えて、
1日の収入を決算していると、何度計算しても数字が合いませんでした。
「なぜ6セント余るんだろうか?」。彼は不思議に思い、
その日、店に来たお客を思い浮かべ、一人づつ渡したおつりをチェックしていきました。

すると、エンディおばさんに渡したおつりが少なかったことに気づきました。
それで、彼は急いで店を閉じ、夜遅く、遠く離れていた
エンディおばさんの家に息を切らして訪ねました。
「すみません。オフェット商会のエイブです。
私の勘違いでおつりを少なく渡してしまいました」。

エンディおばさんは驚いて言いました。
「お若いの。この6セントのために、こんな遅い時間、こんな遠くまで来たのかい?」。
「ええ。1セントでもお返しするのが当然です」。
「明日でも良かったのに!」
「いいえ。今日の過ちは今日のうちに直さないと!」。
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