「知っていますか?」 L.i.C

ある教会に、アメリカの教会から中高生たちがやってきて、楽しい時間を過ごしました。
当時ユースだった牧師先生が、このような話をされています。

「ある学びの時間、講師の先生は、日本人グループと
アメリカ人グループに分けて座らせ、こう質問したのです。

『皆さんは、広島に原爆が投下された日を知っていますか?』
日本人の若者たちは、みんな手を挙げましたが、
アメリカ人の若者たちは誰一人手を挙げません。

次に、講師はこう訊ねました。
『では、真珠湾攻撃の日を知っていますか?』
アメリカ人はみんな手を挙げましたが、日本人で手を挙げたのは私一人でした。
いつだと問われたので『1941年12月8日です』と答えました。
しかし、アメリカの若者たちはみんな違うと言います。
実は、8日というのは日本時間での日付であって、
ハワイ時間では7日のできごとだったのです。

講師の先生はおっしゃいました。
『ことほど左様に、私たち人間は、
被害についてはいつまでも忘れず、加害についてはあまり気にしないものです』」

http://www.nakakomi.com/essay/e2008/e20081214.htm)

「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」(聖書/マタイ19:19)

私たちは、自分がされたことはよく覚えているのに、
自分がしたことはあまり覚えていないという性質があります。
人の失敗には厳しいのに、自分にはついつい甘くなってしまいます。
いじめられた人は、そのことを強烈に覚えているのに、
いじめた方は覚えていないことが多いのも、それと同じです。
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「自分で御声を聴く」 L.i.C

ローレン・カニングハムは子どものころのことです。
父親が外出先で盲腸炎のため、死の危機に瀕しているという知らせが届きました。
母親は何時間も祈り、神様の力づけを必要としていました。

ところがその時、教会の人が彼女を訪ねてきて、こう言ったのです。
「私はあなたのご主人が棺桶に入って戻ってくる夢を見ました。
これは神様が下さった夢です」

ローレンの母親はどうしたでしょう。
彼女は少し考えた後、こう答えたのです。
「教えに来てくださってありがとうございます。
その夢が本当に神様から来たものなのか、神様に聞いてみます」
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「良い計画」 L.i.C

「アルプスの少女ハイジ」は皆さんご存じでしょう。
そこにこんな話が載っています。

ハイジはクララの相手をするために、
アルムからフランクフルトのお屋敷に連れて来られました。
そこで初めて白パンを食べたハイジは、
ペーターのおばあさんにこの白パンを食べさせてあげたいと思い、
白パンを持って屋敷を抜け出しますが、失敗してしまいます。

それを知った大奥さま(クララのおばあさん)は、
「つらいとき、困ったときは、神さまにお祈りしなさい」とハイジに言いました。
ハイジは真剣にお祈りしますが、いつまでたっても状況が変わらないので、
やがて祈るのをやめてしまいます。
しかし大奥さまは「神さまは私たちよりもっといい計画をお持ちなのだから、
途中でやめてはだめ」とハイジをさとしました。
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