「与えられた恵みを・・・」 L.i.C

「私は、ギリシヤ人にも未開人にも、知識のある人にも知識のない人にも、
返さなければならない負債を負っています。」(聖書/ローマ1:14)

密林の聖者と呼ばれたシュバイツァーは、とても裕福な家庭に生まれ育ちました。

まだ幼少だったころ、近所の友だちと取っ組み合いのケンカをして相手を倒した後、
馬乗りになって、「どうだ、まいったか」と勝ち誇ったようにシュバイツァーが言いました。

するとその友だちは「ぼくが君のようにご飯をたくさん食べることができたら、
君に負けることはない」とシュバイツァーをにらみつけて言いました。
その時、シュバイツァーは自分がどれだけ周りの人に比べて
恵まれているのか気づかされました。
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「一番良い知恵」 L.i.C

「しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、
また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです。」
(聖書/ヤコブ3:17)

アンドリュー・カーネギーは、鉄鋼王と言われ、
アメリカではロックフェラーについで富を築いた人でした。
彼も、敬虔なクリスチャンでした。

彼の会社が軌道にのりはじめたとき、
当時の多くの企業と同様に、労働者の問題に直面しました。
労働者たちが待遇改善や、一方的な解雇に対する反発で、
ストライキを起こして暴動にまで発展しはじめていたのです。

カーネギーの会社の経営陣は、関わった労働者を即刻解雇すべきだと言いました。
また、カーネギー自身も、利益を生む企業である以上、効率化を求め、優秀な人材を雇い、
人件費節約のために設備に投資していくことは当然のように思われました。
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