「ドングリを植えよう」 L.i.c.

『木を植えた人』(ジャン・ジオノ作)という本があります。
作家が一人旅をして、フランス南東部の無人の丘陵遅滞にたどりつきました。
そこで、一人の無口な羊飼いに出会いました。
彼は毎日、100個のドングリを荒れ果てた山に植えていたのです。
鉄棒を地面に突き刺し、穴を掘り、ドングリを一個入れて穴をふさぐ。
こうして彼は、カシの木の種を100個ずつ播いていきました。

その後、戦争が始まりました。
戦後何年もたって、作家は再び同じ場所を訪れてみました。
すると驚いたことに、かつての荒涼とした山や谷が緑の樹木でおおわれ、せせらぎが流れている風景を見たのです。

「善を行うのに飽いてはいけません。失望せずにいれば、時期が来て、刈り取ることになります。」(聖書/ガラ6:9)

私たちは、一つ種を植えたからといって、何の変化もないように感じてしまいます。
しかし、失望せずに続けるなら、必ず刈り取りを見ることができるのです。
今日も、あきらめないで愛の種をまきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です