「神様から見れば宝物」 L.i.C

あるタクシー会社に、気むずかしい整備士がいました。
態度がぶっきらぼうで、いつも陰気な顔つきなので、友だちもおらず、
彼がいることで職場全体が嫌な雰囲気になってしまっていました。

人事課長が社長室にやってきました。
そして、あの整備士をクビにすべきだと言いました。すると、社長はこう言いました。
「私はあの男をクビにはしたくないな。気むずかしいかもしれないが、
整備士としての腕はぴかいちだ。彼が整備した車で問題があった車は一台もないよ」
“「神様から見れば宝物」 L.i.C” の続きを読む

「いつ祈るのか?」 L.i.C

これはある船長が書き残した、ジョージ・ミュラーの記録です。

「私たちはその時、ひどい霧に見舞われて、出航を24時間見合わせていました。
すると突然、ジョージ・ミュラーが私のところに来て、こう言ったのです。

『船長、私はどうしても土曜日の午後までに次の港のケベックに行かなければなりません』

私は当然、絶対に無理だと答えましたが、彼は続けてこう言いました。
『たとえ船が出られなくても、神様は何らかの方法で私をケベックに連れて行ってくれます。
神様は57年間、一度も約束を破られたことがないのです』

私は思わず、『ミュラーさん、今の霧の状態がどんなに最悪か、ご存知ですか?』
と尋ねました。しかし彼は言いました。

『私は霧の濃さではなく、すべてを支配しておられる生ける神に目を留めていますから』
“「いつ祈るのか?」 L.i.C” の続きを読む

「弱さを誇って」 L.i.C

アメリカの政治家、フランクリン・ルーズベルトは、
39歳の時に小児麻痺にかかり、
ベッドに寝たきりの生活が数カ月も続きました。

当然、政界から引退せざるを得ませんでした。
しかし、「政治家として社会正義を実現する!」という
強い神の使命感を持ち続けたルーズベルトは、
7年後に政界に復帰し、ニューヨーク知事となったのです。

後に大統領になったルーズベルトは、大恐慌の嵐が吹き荒れる中、
ニューディール政策を打ち出して、世界的経済危機を救済しました。
“「弱さを誇って」 L.i.C” の続きを読む

「口を大きく開けて」 L.i.C

ジョージ・ミュラーは、ブリストルで孤児たちの実情を目撃して、
孤児院を設立することを決心しました。

救貧院では、孤児たちは食べることができず、
骸骨のようになり、病気でむくむく腫れていたからです。

当時、ミュラーはすでに学校を設立していたので、
周りの人はこう言って彼を非難しました。
「学校は教えてさえいればよいが、
孤児院は食べさせて寝かさなければならないというのに、
どのようにして十分にできるのか?」
“「口を大きく開けて」 L.i.C” の続きを読む

「「かみ」に仕え、「とみ」を使え。」 L.i.C

「あたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。」
(聖書/マタイ6:24)

神は富を、人のために創造してくださいました。
神から恵みとして与えられた富を、人は自由に使い、これを享受することができます。
ところが人は不信仰のゆえに、神を愛するよりも、はかない富を愛してしまいます。
その結果、人は富に仕えてしまい、様々な不幸が生み出されるのです。

イエス様はこの本末転倒を厳しく戒めているのです。
けれども、これを律法化すると、今度は貧は善、富は悪」という
間違った公式ができてしまいます。
“「「かみ」に仕え、「とみ」を使え。」 L.i.C” の続きを読む