「怒りを鎮める方法」 L.i.C

1863年7月1日から4日まで、アメリカのペンシルベニア州ゲティスバーグでは
北軍と南軍とが激しい戦いを繰り広げていました。
北軍に押された南軍はポトマック川の川辺に退却し、川を渡ることができませんでした。

まさに北軍が続けて追撃さえすれば、南軍を壊滅させ、
戦争を終結させる絶好の機会だったので、
リンカーン大統領はただちに攻撃するように指令を出しました。

ところが北軍のミード将軍は作戦会議ばかりを開き、動かなかないのです。
そのうちに川の水は引き、南軍は無事に川を渡ってしまいました。
この知らせを聞いたリンカーンは命令に従わなかったミード将軍に対し、
かんかんに怒り、一通の手紙を書きました。それはミード将軍を非難する手紙でした。
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「人を赦す方法」 L.i.C

三浦綾子さんの『氷点』をご存知でしょうか?
高校2年生の女の子、陽子はある日、雪に覆われた丘に向かって歩いていました。
彼女は今まで母親だと思っていた人が母親ではなかったことを知って、
大きなショックを受けたからです。

つまり、実の母から捨てられたことがわかったからです。
そのことで、あまりにも心が苦しくなり、
生きていても仕方がないと思って自殺しようと山道を上っていくのです。

雪がたくさん積もっていて、滑りやすくなっていたので、
彼女は注意深く一直線に山の上に上がったつもりでした。
ところが、後ろを振り向いてみると、自分が歩いてきた足跡が曲がりくねって、
雪の上にジグザグに付いているのです。
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「チャンスは意外なところに」 L.i.C

アラブ人Aは自分の土地を売り、ダイヤモンドを探しに出かけましたが、

発見できずに旅の途中で亡くなりました。

アラブ人Aの土地を買ったアラブ人Bは、

その土地からダイヤモンドの大鉱脈を発見し、大金持ちになりました。

この例え話の意味は、チャンスとは遠い未来や遠い場所にあるのではなく、

ごく身近にあるということなのです。

チャンスという単語を辞書で調べると、偶然、幸運の他に、

可能性、機会、運命といった意味があります。

可能性も運命も自分で切り開くものだと考えると、チャンスへの姿勢も変るはずです。
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「ハンサムはもてない?」 L.i.C

有名大学卒業で一流企業に勤める青年が結婚について相談を受けたことがあります。

会ってみるとハンサムでどうして結婚できないのか不思議に思いましたが、

話してみて納得しました。

それは彼の心は高慢で、人を見下しているような態度だったからです。

受験戦争と就職戦争を勝ち抜いてきた自分への誇りでした。

そして、それが他人への思いやりに欠ける態度となるのです。

そして決定的だと思わされたのは、痛みを知らない言動でした。

ハンサムな男性が意外にもてないのは、
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「うしろの正面だーれ」 L.i.C

人間には記憶、忘却、想像という三つの働きがあり、
それが私たちの人生の映像を形作っていると言えます。

しかし忘れたい過去の思い出や、過去に犯した罪などに縛られて、
明るい未来を夢見ることができない人もいます。

将来を台無しにしてしまう人もいるでしょう。
そんな忘れたい過去について聖書はこう言っています。

「うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向って進み、
……目標を目ざして一心に走っているのです。」(聖書/ピリピ3:13~14)
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