「こっそり席を譲ろう!」 L.i.C

電車でお年寄りや妊婦の方に席を譲る時、人目を気にするかたが多いと思います。
できれば、本人だけにわかるように、さっさとその場を離れたい。
席を譲ったことを他の人に見られたくないし、お礼を言われるのも気恥ずかしい。
そんな方が多いのではないでしょうか。
でも聖書的には、誰にも知られずに席を譲るのは正しい行動なのではないでしょうか。

「人に見せるために人前で善行をしないように気をつけなさい。
そうでないと、天におられるあなたがたの父から、報いが受けられません。」
{マタイ6:1)

イエス様の時代、パリサイ人という偽善者たちがいました。
彼らは、あたかも自分たちが立派な信仰者だと皆が思うように、
大きな声で、人が聞こえるように祈っていたのです。
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「あなたがあなたを救う」 L.i.C

「娘よ。しっかりしなさい。あなたの信仰があなたを直したのです。」
(マタイ9:22)

ADHD(注意欠陥・多動性障害)で、さらに躁うつ病を患っている女性がいます。
彼女はいわゆる「片づけられない人」です。
彼女が人に助けを求められるようになったのは、つい最近のことです。
しかし、自分のことを受け入れるまでには相当時間がかかりました。
でも自分から行動しなければ何も変らない。
「門を叩け」というキリストの言葉を実践するようになり、
彼女も周りの少しづつ変わってきました。
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「涙もご存じの方」 L.i.C

ショーペンハウアーは、「涙を知らない目では、真理を見ることができず、
痛みを経験しなかった心では、人を理解することができない」という言葉を残しました。

ある牧師は、「自分のメッセージが神様の愛であふれますように」と祈ると、
メッセージ中に涙が止まらなくなったそうです。
あまりにもメッセージのたびに涙が出てくるので、
恥ずかしくなって「メッセージ中は涙を流さないようにしてください」と祈りました。
すると確かに涙は止まりましたが、神様から来る感動もまた止まってしまったのです。
牧師は悔い改めて、「涙を与えてください」と祈り、もう一度涙を与えていただきました。
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「パン屋の店主」 L.i.C

あるところに、おいしいと評判のパン屋さんがありました。
ある日、そのパン屋さんにぼろぼろの服をまとった人が訪ねてきて、パンを注文しました。
店の従業員は、パンを包んだものの、渡すのをためらっていました。

するとそこに、店主が走ってやってきて、パンを丁寧に包み、直接手渡しました。
その客はぼろぼろの紙幣を取り出してパン代を払いましたが、店主は丁寧にそれを受け取り、
「お店を訪ねて来てくださってありがとうございます」と深く頭を下げました。
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「知恵に満ちた書」 L.i.C

ある教会の牧師の話です。
その牧師は聖書を読んでいて、いつもレビ記で「和解のいえにえのうちから……
その内臓をおおう脂肪と、内臓についている脂肪全部、二つの腎臓と、
それについていて腰のあたりにある脂肪、
さらに腎臓といっしょに取り除いた肝臓の上の小葉とをささげなさい」
(レビ3:3~4)というところに来ると、
はたと行き詰まってしまっていました。

そこで、「神様。聖書のほかの部分は恵みと感動をたくさん受け取ることができるのに、
レビ記を読む時は何の感動もありません。
ですからレビ記だけ飛ばして読もうと思います。ゆるしてください」
と祈り、レビ記を飛ばして聖書を読みました。
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