三浦綾子さんとご主人の光世さんとの素敵なエピソードです。
ある日、私はテルミンという温灸療法を施していた。この温灸は太い線香を5、6本金具に並べて差し込み、火をつけて患部に近づけてあぶるのだが、これがなかなかよく効く。
喉から出血するので、少し丁寧に喉や腹部をあぶっていた。すると、火が1つポロリと落ちてしまった。私は敷布団の上に横になってその温灸をかけていたので、火は布団の上に落ちたのである。私はとっさにつばを吐いて火を消したが、しかし、その瞬間にすでにシーツに穴があき、布団には焦げ目がついてしまった。
“「愛は寛容にして、慈悲あり」 L.i.C.” の続きを読む