「いちばん最初の感謝祭」 L.i.C

それは1620年の秋のことです。イギリスの港を出た小さな船が波にもまれながら、
まだ見たことのないアメリカ大陸へ向かっていました。
この船の名前は「メイフラワー号」といいます。
船の中には102名のクリスチャンが乗っていました。
この人たちは、イギリスの国で決められた、厳しい教会の規則や暗い儀式に反対して、
もっと自由に、もっと明るく神様を礼拝したいと願った、
ピューリタン(清教徒)と呼ばれた人たちでした。

この人たちは荒波や暴風と戦いながら、10月の半ばごろ、
やっとのことでアメリカの東海岸にたどり着きました。
みんな、抱き合って喜びましたが、それもつかの間で、寒い冬をむかえました。
あまりの寒さで、翌年の3月ころまでには102人中、
半分の50人くらいの人は死んでしまいました。
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