「失敗から生まれたこと」 L.i.C

1950年のことです。
アメリカの事業家フランク・マクナマラ氏は、大切なお客さんたちを招待して、
ニューヨークのレストランで盛大なパーティを開きました。
豪華な食卓に招かれたお客さんたちはこのパーティを心から楽しみました。

ところが、何と言うことでしょうか?
ポケットを見ると、財布を持って来るのを忘れたのです!
一銭もお金がありません!!
レストランを貸し切って、支払えないことがわかったレストランのオーナーは、
誰も出られないよう店に鍵をかけてしまいました。

するとお客さんたちは
「私たちをこのように招待しておきながら一銭も持っていないとは何ごとだ!」
と悪口を言って、非難しました。
こうして、マクナマラ氏は人々から後ろ指を差され、
まるで完全に失敗者になったかのようでした。
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「失望の中で見つけた感謝」 L.i.C

エリザ・ヒューイット(Eliza・Hewitt)は冬のある日、
事故に遭い、脊髄を損傷してしまいました。
身動きがまったくできず、横になっていなければなりませんでした。
エリザはその後、ベッドに伏し、
苦しみの中で毎日つぶやき、信仰も失いかけていました。
しかし、そんなエリザが信仰を回復したのは、
病室に毎日掃除をしに来るおばさんの姿を通してでした。
彼女は掃除しながらも、いつも感謝に溢れて、賛美し、
笑顔を絶やすことがありませんでした。

エリザはそのおばさんを見て感動しました。
「彼女も私も同じように命を与えられている!
私はこうしてつぶやいてばかりなのに、
彼女はあのように感謝して賛美している・・・!」
エリザは彼女の姿を通して感動したのです。
そして、エリザが書いた詩があの有名な賛美『歌いつつ歩まん』
(総合聖歌516)なのです。
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