「信頼が豊かになる秘訣」 L.i.C

宮崎で小学校教師をしていた石井十次は、ジョージ・ミュラーの話に感化され、自分も孤児救済を志しました。ところが孤児院経営には、何よりも経済問題が壁となって立ちはだかりました。

そこで全国を巡って、孤児教育会の会員を募集して歩きました。1年間で約1000人の会員と当時の価格で350円の募金を得ました。
しかし彼は、この方法がジョージ・ミュラーの「神のみ信頼する」というやり方に矛盾していることを日に日に感じるようになりました。そして「人に頼るのはやめ、神にのみ信頼する」と決心し、祈りの犠牲をささげることを表明しました。
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「巣鴨拘置所の奇跡2」 L.i.C

昨日の話には、実は続きがあるのです。

GHQ占領軍の方から、またアイリーン宣教師のところに「柴野という人が会いたがっている」という連絡が来ました。
何の面識もない人物です。
罪赦された喜びを爆発させている西澤氏が、拘置所の中で他の戦犯たちにキリストの福音を伝えていたのです。
その中の一人に柴野氏がいました。
彼は「私も救われたい。私も避けられない死を前にして、永遠のいのちがほしい。罪が赦されるということを経験したい」と言って、あと1回しか残っていない家族との面会のチャンスを、アイリーン宣教師に充てたのです。
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「巣鴨拘置所の奇跡」 L.i.C

日本の敗戦後、極東国際軍事裁判(1946年5月~1948年11月)、いわゆる東京裁判が行われました。
ほとんどの国民は「こんな戦争に追い込んだのはあの軍部のせいだ」と、戦犯に対して冷たい態度を取りました。

しかし、そのような中、この戦犯たちに心を砕いて仕えた宣教師たちがいました。
しかも、その多くはアメリカの宣教師たちでした。
そのうちの一人に、アイリーン・ウェブスター・スミスという女性がいます。
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