「家の火事」 L.i.C

あるとき、漁船がニューイングランド沿岸の小さな漁港から海に出て、

暴風雨に遭いました。
漁師たちの妻や母親、子どもたちは一晩中、
彼らのいのちだけでも助かってほしいと心を合わせて神様に祈りました。

ところがそんな中、村のある家が火事になってしまったのです。
踏んだり蹴ったりとはこのことです。
さらに村の男たちは皆、漁に出ていたので、
その火はなかなか消すことができませんでした。

次の日の朝、幸いなことに、すべての漁船が港に無事たどり着きました。
帰って来た人の中には、火事に遭った家に住んでいた夫も混じっていました。

彼が陸地に上がってきた時、彼の妻は泣きながら言いました。
「あなた。私たちはもうだめよ。家とすべてのものが焼けてしまったの」

しかし、夫はこう答えたのです。
「その火事を起こされた神様に感謝しよう。
すべての漁船を港まで無事に導いたのは、
俺たちの燃えてしまった家の火の光だったんだから」

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。
(聖書/1テサロニケ5:16~18)

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「マーガリンとツナ缶」 L.i.C

ある神学生の話です。

「仕事を辞めて、神学校に通い始めた私は、
必要なものだけを安く購入することを心がけていました。
ある時、妻から『マーガリンとツナ缶がないので、
特売だったら買ってきてね』と頼まれました。

その日の昼休みのことです。
ある教会から、神学生を支えるための食品や雑貨などが届いたと言われ、
みんな大喜びで事務室に向かいました。
品物を見てみると、何とそこにマーガリンとツナ缶があるではありませんか。
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「ダーウィンの弟子」 L.i.C

1859年、チャールズ・ダーウィンは『種の起源』を発表し、生物進化論を唱えました。
多くの人々がこれに強い影響を受け、それまで持っていた信仰も捨て、
唯物論者や無神論者となりました。

生物学者だったG.J.D.マネスもまた、若い時にダーウィンの影響を受け、
キリストを信じることをやめてしまった一人でした。
彼はダーウィンの弟子となり、キリスト教に反対する本を書き続けました。

ところが彼はある時、再び信仰に立ち返ったのです。
彼はこのように語りました。

「イエス・キリストの語られた言葉は、科学の進歩によっても一つとして地に落ちることはありません」
「『神は愛である』ということに比べれば、科学と哲学は人類に対して何をしてきたのだろうか」

「そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。
必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。」(聖書/イザヤ55:11)
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