「比べるという病」 L.i.C

暑い夏の日、ある青年がハンバーガーショップに行きました。

彼はハンバーガーを一つだけ買って外に出、ベンチに座って、

汗を流しながらそれを食べていました。

その時、立派な、ピカピカの車がお店の前に止まりました。

その車から、秘書のような女性が降りてきてハンバーガーを買い、

車に乗っている人にそれを渡しています。

それを見た青年は、うらやましく思いました。

「ああ。ぼくにもだれかがハンバーガーを買ってきてくれて、

あんなすてきな車の中で楽に座って食べられたらどんなにいいだろう。
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「心配しない!」 L.i.C

有名な心理学者のアーニー・J・ゼリンスキーは、心配しないでいられる人です。

『スローライフの素602』など、多くの本を出している作家でもありますが、とても変わった人です。

どんなに時間がたっても、いつも自分は35歳だと言っています。

そして、1週間に4日間しか働きません。

また、1年の中で、アルファベットのRが入っている月は無条件に休むそうです。

それでも、ゼリンスキーが書く本はすべてベストセラーになるのです。

その秘訣は何でしょうか。
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「はずかしい古いくつ」 L.i.C

アメリカの有名な大学のクルチ教授がテレビ局教授はカメラに向かい、静かに話し始めました。

「早くに父を亡くした私は、祖母と母と暮らしていました。

私は運動があまり好きではなかったので、いつも図書館にこもって本を読んでいたのです。

友だちは私を『本の虫』とからかいながらも、うらやましがっていたのですが、

本当は、私は本の虫ではありませんでした。

私は自分の古い服と古いくつがはずかしくて、

できるだけ人の目につかない場所を探して隠れていたのです。

私も友だちとボールをけりたかった。

でもフリーマーケットで買ったくつはあまりにも大きくて、

ボールなんてけろうものなら、くつがやぶれるのではないかとこわかったのです。
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