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「イエス様の絵」 L.i.C
昔、ドイツにステンバーグという画家がいました。
彼はペピタという美しい少女をモデルにして、絵を描いていました。
ある日、ペピタは、ステンバーグが書きかけた
「十字架のキリスト」の絵に目を留めました。
そして「この十字架にかかっている人はだれ?」と聞いたのです。
ステンバーグは答えました。
「あぁ、あれはキリストだよ」
「何か悪いことでもしたの?」
「いや、とってもいい人なんだよ。私はキリストを信じている訳じゃないが、
キリストは神の子で、人間の罪を赦すために十字架にかかられたということだ」
ペピタの目はうるみ、涙が込み上げてきました。
驚くステンバーグに、ペピタは言いました。
「先生は十字架におかかりになったイエス様を愛しているのでしょうね。
イエス様は先生のためにいのちを捨てられたんですもの」
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「僭越(せんえつ)の罪」 平野 耕一(東京ホライズンチャペル)
「3つの庭」 L.i.C
ある国の王様が、アルマンという家来を呼びました。
そして、自分が持っている3つの庭を見せました。
そして、アルマンに「どの庭が一番いいと思うかね?」と尋ねました。
家来は言いました。
「1つ目の庭は、あまりきれいには思えませんでした。
花はきれいに咲いていましたが、雑草が生えていて、
大理石の噴水のところどころには、土がついて汚れていました。
2つ目の庭は、1つ目の花よりもはるかに花が大きく、
そうじもよく行き届いていました。
3つ目の庭は、申し分ありません! 大きな花はよく香り、小鳥は楽しくさえずり、
どこからか音楽が聞こえてくるようでした」
すると王様は満足そうに、こう言いました。
「よく見分けたね。1つ目の庭は、奴隷にそうじをさせたのだ。
奴隷は私が怖いので、仕方なく、嫌々ながらそうじをしたのだ。
2つ目の庭は、お金を払って、よそから人を頼んでそうじをさせたのだ。
3つ目の庭は、私を心から愛している、私の家来がそうじをしたのだ。
さぁ、アルマンよ。あなたは私を心から愛する、良い家来になっておくれ」
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