「失って得る」 L.i.C

「いのちを救おうと思う者はそれを失い、私のためにいのちを失う者は、それを見いだすのです」(マタイ16:25)

三人の若者がシベリアの厳しい冬の中を旅していました。
三人とも疲れ果て凍え死ぬほどの苦しみの中、
一人の仲間が脱落してしまいました。
一人の若者は脱落した仲間を見捨てて先に進みました。
もう一人の若者は友人を一人残すことが出来ず、
彼を背負って旅を続けることにしました。 “「失って得る」 L.i.C” の続きを読む

「してもらうより、してみよう!」 L.i.C

「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」(ローマ13:9)

これは有名なイェス様の言葉です。
しかし、何を具体的にしたらいいのかわからないと思う人もいますよね。
上の言葉を「あなたの助けを必要としている」と置き換えてましょう。
人は何かをしてもらうことは大好きです。
そして何かをしてもらいたいと思ってもいるのです。
でも、してもらうことより、何かをするということのほうが得だと思います。 “「してもらうより、してみよう!」 L.i.C” の続きを読む

「穏かな心が健康のもと」 L.i.C

「穏かな心は、からだのいのち 激しい思いは骨をむしばむ」 (箴言14:30)

高齢化社会の実現とともに、健康に関する関心は高まっています。
しかし人間は体だけではないので、心のことを無視していると大変なことになります。
体と心は連動しているので、悩み事があるとたちまち胃の調子が悪くなったりします。
激しく怒ると血圧が上がり、心臓に負担がかかります。
肉体は心の状態に大きく支配されているのです。 “「穏かな心が健康のもと」 L.i.C” の続きを読む

「クリスチャンの本免許」 L.i.C

私たちが自動車の免許を取るとき、免許を取るまではずっと教官が助手席に座って、私たちを監督してくれます。
そして本免許を取ったときには、教官もいなくなり、一人で運転席に座って運転をするようになります。

しかし、クリスチャンの人生は逆の道をたどります。
信じる前は、自分で一生懸命自分の人生を運転しています。
だけど、どんなにうまく運転しているようでも、失敗してしまいます。
道に迷ったり、とんでもない道に入り込んでしまったり。
当たり前です。私たちは行くべき道が分からないのですから。
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「ラビのとまどい」 L.i.C

ポーランドに住むラビのハフェツは、汽車で隣り合わせた旅人が自分に会いに行こうとしているのを知りました。彼は、ラビのことをこう言っていました。
「聖人で偉大な学者でもあるあの方から、私は祝福を受けたいのです」

自分のことをかいかぶっていると不安になったラビは、彼を止めようとしました。
「ラビはあなたが思っているような、偉大な学者でも聖人でもありませんよ」
すると旅人は腹を立て、「何を言うんだ」とラビをなぐりつけました。
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