内村鑑三は、23歳の時渡米し、
アメリカでキリストの伝道者になることを決心しました。
新島襄の勧めで、彼は、アマースト大学のシーリー先生にお世話になることになりました。
ある時、シーリー先生は、
彼を呼び出して、彼の抱えている悩みについてたずねました。
内村は、何年も前からあることで悩んでいました。
彼は、講演で神の愛を説教しながらも、
通っている教会の冷たい人間関係を苦々しく思ったり、
街でスリにあって憤慨したり、
心の中がちっともきよくないことで自分を責めていたのです。
内村は、聖書を読んでも、祈ってもきよくなれないと、シーリー先生に打ち明けました。
シーリー先生は、言いました。
「もし、鉢植えの花の成長を見たいために、
水をやってから毎日根を掘り返したら、花はどうなるかな?」
内村は、「枯れてしまいます」と答えました。
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