「一番良い知恵」 L.i.C

「しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、
また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです。」
(聖書/ヤコブ3:17)

アンドリュー・カーネギーは、鉄鋼王と言われ、
アメリカではロックフェラーについで富を築いた人でした。
彼も、敬虔なクリスチャンでした。

彼の会社が軌道にのりはじめたとき、
当時の多くの企業と同様に、労働者の問題に直面しました。
労働者たちが待遇改善や、一方的な解雇に対する反発で、
ストライキを起こして暴動にまで発展しはじめていたのです。

カーネギーの会社の経営陣は、関わった労働者を即刻解雇すべきだと言いました。
また、カーネギー自身も、利益を生む企業である以上、効率化を求め、優秀な人材を雇い、
人件費節約のために設備に投資していくことは当然のように思われました。
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