「獄中の奇跡」 L.i.C

日本の敗戦後、極東国際軍事裁判(1946年5月~1948年11月)、
いわゆる東京裁判が行われました。
そして、その時にたくさんの戦犯に死刑がいいわたされました。
多くの国民は戦犯に対して、冷たい態度をとりました。
そのような中、戦犯たちに心を砕いて仕えていた宣教師たちがいました。
そのうちの一人に、アイリーン・ウェブスター・スミスという女性がいました。

ある日アイリーンのところへ戦犯である西澤氏の奥さんが訪ねてきて、
彼に福音を伝えて、罪の赦しを得て、平安の中で死刑を受け、
天国で再会できるよう、導いて欲しいと頼みました。
アイリーンは西澤氏に面会を申し込み福音を伝えました。

はじめは、自分の犯してきた罪の重さゆえに、救いを受け入れることを拒んだ彼も、
「イエス・キリストの血潮はすべての罪から私たちをきよめ、神様の前に赦されない罪はない。
キリストの贖いのゆえに赦されない罪はない」ということばを聞いて、キリストを信じ受け入れ、
獄中でバプテスマを受けて救われました。それを聞いた奥さんはとても喜びました。
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