「イエス様の絵」 L.i.C

昔、ドイツにステンバーグという画家がいました。
彼はペピタという美しい少女をモデルにして、絵を描いていました。

ある日、ペピタは、ステンバーグが書きかけた
「十字架のキリスト」の絵に目を留めました。
そして「この十字架にかかっている人はだれ?」と聞いたのです。
ステンバーグは答えました。
「あぁ、あれはキリストだよ」
「何か悪いことでもしたの?」
「いや、とってもいい人なんだよ。私はキリストを信じている訳じゃないが、
キリストは神の子で、人間の罪を赦すために十字架にかかられたということだ」

ペピタの目はうるみ、涙が込み上げてきました。
驚くステンバーグに、ペピタは言いました。
「先生は十字架におかかりになったイエス様を愛しているのでしょうね。
イエス様は先生のためにいのちを捨てられたんですもの」
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